オーティーエッチ‐レーダー【OTHレーダー】
OTHレーダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/15 23:05 UTC 版)
OTHレーダー (over the horizon radar) は、水平線以遠を観測するレーダーシステムである。超水平線レーダーとも呼ばれる。
- ^ 第73回国会衆議院逓信委員会 会議録第2号、1974年(昭和49年)9月10日
- ^ 第73回国会衆議院外務委員会 会議録第2号、1974年(昭和49年)8月2日
- ^ http://www.radomes.org/museum/equip/radarequip.php?link=oth-f.html
- ^ 440L System Termination and Relocation of HF Transmitters, History of the United States Forces, Japan 1975, p77, http://www.nautilus.org/projects/foia/foiachrons/USFJ1975.pdf
- ^ 田岡俊次 (1986年7月15日). “海上自衛隊がめざす洋上防空 その構想と疑問点”. 朝日新聞 (日本財団図書館HP)
- ^ “中国が新たにレーダー配備 韓半島と日本全域監視”. KBS WORLD RADIO. (2017年3月14日)
- ^ “水平線の下も監視できるレーダー、沖縄・与那国島で研究開発へ…活発化する中国への警戒強化”. 読売新聞ONLINE (2024年6月13日). 2024年6月15日閲覧。
- 1 OTHレーダーとは
- 2 OTHレーダーの概要
- 3 概要
- 4 主要システム
- 5 その他
OTHレーダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/03 13:56 UTC 版)
「中国人民解放軍海軍のC4ISRシステム」の記事における「OTHレーダー」の解説
中国は、1967年ごろよりOTHレーダーの開発に着手した。最初に配備されたものは、上空波(電離層反射波)を使用するもの(Over-The-Horizon Backscatter, OTH-B)であり、1980年代より運用に入ったと考えられている。 また、2005年頃より、新しいシステムが開発されている徴候が現れ始めた。このシステムは、地表波を利用したもの(Surface Wave-OTH, SW-OTH)と考えられている。特徴としては旧来のOTHレーダーがパルス状の信号発信であったのに対して、この新型は周波数掃引を使っている点であり、掃引中心周波数/掃引周波数幅/掃引間隔を適宜変更し一定の対抗手段から回避可能としている様である。この新型は主に1.8MHz近辺の中短波帯で発信されており、掃引間隔が短いため「ヴァー」という連続音として聴取される。また、1.8MHz帯の高調波関係である3.6MHz、7.2MHz近辺の周波数に対してもスプリアスと思われる信号により、広範囲にわたって通信障害を発生させている。高調波関係に当たる周波数で受信した場合、掃引帯域が広がるため、例えば7MHz帯での聴取音は、「ビー」という連続音となる。 2007年4月下旬には、このシステムの実証実験とみられる活動が観測されている。レーダーサイトは浙江省沿岸部、瑞安市郊外にあると推測されており、送信機は北緯27度46分58.70秒・東経120度45分54.41秒、受信機は北緯27度45分26.88秒・東経120度45分04.98秒に設置されていると考えられている。
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