エル‐コス【LCOS】
L-COS(反射型液晶パネル)
Liquid Crystal On Siliconの略で反射型液晶パネルのこと。画素を動作させるスイッチがパネル裏面にあるため画素動作が素早く、しかも開口率が高いため高輝度なのが特徴。日本ビクターのD-ILA方式で使われている。
(執筆:オーディオビジュアル評論家 麻倉怜士)
※この情報は「1999~2002年」に執筆されたものです。
LCOS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/07 10:01 UTC 版)
LCOS(エルコス、Liquid crystal on silicon, LCoS は商標) はプロジェクタやリアプロジェクションテレビに使われる、マイクロプロジェクションないしマイクロディスプレイ技術である。よく似た反射型デバイス技術としてDLPプロジェクターがある。しかしDLPとは違い、独立したミラーの代わりに液晶を使っている点が異なる。また、透過型を採用しているLCDプロジェクターとは反対のやり方をとっている。LCOSでは、シリコンチップの表面に直接液晶が載せられており、それを覆うアルミニウム層やある種の受動層は高い反射率を持つ。
LCOS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/14 00:21 UTC 版)
「リアプロジェクションテレビ」の記事における「LCOS」の解説
反射型液晶の一種であるが、電極を液晶の背後に配置することにより開口率を大幅に向上したもの。表面から光源を当て、その反射によって映像を作る。LCDと同様に光の三原色をそれぞれのディスプレイで制御する。LCD方式よりも輝度が高く(プラズマテレビより高いとも言われる)階調性も優れた映像が得られ無機配向膜の採用により半永久的な寿命を持つが、歩留まりがやや悪くコストが高いという欠点もある。 原理自体は難しいものではないためこれまで大手の電機メーカーや半導体メーカー各社が開発してきたが量産まで成功したのはビクター、ソニーと米Syntax-Brillianだけで、他社はみな撤退した。この3社は全て3板方式を採用している。 LCOS を推奨する主なメーカー日本ビクター ソニー(ソニーはLCDとLCOSを機種のコンセプトによって使い分けている) Syntax-Brillian
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