Konzert für 3 Klaviere und Orchester Lodron F-Dur K.242とは? わかりやすく解説

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モーツァルト:3台のピアノ協奏曲 第7番 ヘ長調「ロードローン」

英語表記/番号出版情報
モーツァルト:3台のピアノ協奏曲 第7番 ヘ長調「ロードローン」Konzertr 3 Klaviere und Orchester (Nr.7) 'Lodron' F-Dur K.242作曲年1776年 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Allegro8分30秒 No Image
2 第2楽章 Mov.2 Adagio8分30秒 No Image
3 第3楽章 Mov.3 Rondeau: Tempo di Menuetto 6分00 No Image

作品解説

2008年1月 執筆者: 稲田 小絵子

 1776年2月ザルツブルク親交のあったアントーニア・ロドロン伯爵夫人その2人の令嬢のために作曲され3台のピアノのための協奏曲それゆえロドロン協奏曲という愛称がある。この作品では独奏者技術のためか、第3ピアノは他の2台に付随するような形で書かれており、技巧的パッセージによる掛け合いや独自の主張少ない。そのため、モーツァルトは後にこれを2台のピアノのための協奏曲へと編曲したとはいえ、もちろん3人で協演する楽しさもある。この後のマンハイム・パリ旅行では、モーツァルト自身友人楽しんだり、私的な演奏会提供したり、といった演奏機会得ている。
 第1、第2楽章にはモーツァルト自身によるカデンツァ残されている。

 第1楽章アレグロヘ長調4/4拍子協奏ソナタ形式親子3人のために作曲され協奏曲らしく、ヘ長調愉しい主題軽やかなパッセージから成るが、途中現れる短調音楽性の高さも感じさせる
 第2楽章アダージョ変ロ長調4/4拍子協奏ソナタ形式あたたかさ感じさせる主題をもつ緩徐楽章旋律は主に第1、第2ピアノ担当し第3ピアノ支えとなる伴奏形を奏する
 第3楽章ロンド。テンポ・ディ・メヌエット、ヘ長調3/4拍子ロンド形式メヌエット風優雅気楽なロンド主題ピアノ先導されて始まる。この楽章も第1、第2ピアノ中心として展開するが、ロンド主題最後に回帰した際にようやく第3ピアノ加わり、ほんの4小節ではあるが、主題旋律3度下をなぞることを許されている。




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