DictionaryBase.OnGet メソッド

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

DictionaryBase.OnGet メソッド

指定したキーおよび値を持つ、DictionaryBase インスタンスの要素を取得します。

名前空間: System.Collections
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Protected Overridable Function
 OnGet ( _
    key As Object, _
    currentValue As Object _
) As Object

Visual Basic (使用法)

Dim key As Object
Dim currentValue As Object
Dim returnValue As Object

returnValue = Me.OnGet(key, currentValue)

C#

protected virtual Object OnGet (
    Object key,
    Object currentValue
)

C++

protected:
virtual Object^ OnGet (
    Object^ key, 
    Object^ currentValue
)

J#

protected Object OnGet (
    Object key, 
    Object currentValue
)

JScript

protected function OnGet (
    key : Object, 
    currentValue : Object
) : Object

パラメータ

key

取得する要素のキー。

currentValue

key に関連付けられている要素の現在の値。

戻り値
指定したキーおよび値を持つ要素を格納している Object。

解説

このメソッドの既定の実装では currentValue を返します。このメソッドの既定の実装は、指定した要素の取得時に追加のアクションを実行するために、派生クラスによってオーバーライドされます。

On* メソッドは、Dictionary プロパティによって返されたインスタンスに対してだけ呼び出され、InnerHashtable プロパティによって返されたインスタンスに対しては呼び出されません。

このメソッドの既定の実装は O(1) 操作です。

実装時の注意 このメソッドを実装すると、基になる System.Collections.Hashtable に標準の Get 操作を行うときに実行する必要があるプロセスを定義できます。このメソッドを定義すると、他のすべてのメソッドをオーバーライドしなくても、継承されたメソッドに機能を追加できます。 OnGet を使用すると、基になる System.Collections.Hashtable から取得した値を返す前に実行するプロセスを指定できます。たとえば、値を返す前に、その値を別の型にキャストできます。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0

参照

関連項目
DictionaryBase クラス
DictionaryBase メンバ
System.Collections 名前空間