Back Orifice
Back Orificeとは、クラッキングツールのひとつで、「Cult of the Dead Cow」と呼ばれるハッカーのグループが開発・配布している中でも有名なモートアクセスツール(遠隔操作用プログラム)の名称である。
Back Orificeは、クライアントとサーバーから構成されている。クライアントとなる部分は、インターネットなど通じて他人コンピュータに進入する。クライアントプログラムは電子メールの添付ファイルの形で送られ、ユーザーがうっかり添付ファイルを実行してしまうと、「乗っ取り」を行うプログラムがシステムの内部にインストールされる。ネットワークを経由してクライアントと遠隔地のサーバーが接続され、サーバーを操るクラッカーはクライアントに対して命令を実行することが可能になる。実行可能なリモートアクセスとしては、アプリケーションの起動、キー操作の記録、ファイルの閲覧や送受信、パスワードの盗聴などがある。
Back Orificeはフリーで配布されていたため、スクリプトキディの蔓延を呼び起こして問題となった。のBack Orificeの進入を防止するには、市販のアンチウィルスソフトを用意しておくことが効果的である。Back Orificeと同様のクラッキングツールとしては、「SubSeven」「NetBus」などが有名である。
Back Orifice
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/26 05:44 UTC 版)
Back Orificeとはリモートシステム管理を目的とした賛否両論のあるプログラムである。Microsoft Windowsが稼動しているコンピューターを遠隔地より操作することができる[1]。"Back Orifice"(「後ろの穴」)という名前はMicrosoft BackOffice Serverをもじった言葉遊びである。
- ^ Richtel, Matt. "Hacker Group Says Program Can Exploit Microsoft Security Hole," New York Times August 4, 1998. Retrieved April 24, 2007.
- ^ eleet(elite)をLeet表記すると31337となる。
- 1 Back Orificeとは
- 2 Back Orificeの概要
Back Orifice
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 23:17 UTC 版)
「カルト・オブ・ザ・デッド・カウ」の記事における「Back Orifice」の解説
詳細は「Back Orifice」を参照 Back Orifice(よくBOと略される)はリモートシステム管理を目的としたプログラムである。Microsoft Windowsが稼動しているコンピューターを遠隔地から操作することができる。"Back Orifice"(「後ろの穴」)という名前はMicrosoft BackOffice Serverをもじったもの。cDcは「このプログラムの目的はマイクロソフトのWindows 98のセキュリティ上の脆弱性を示すためのものだった」と主張している。
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