BDMV 採用コーデック
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「Blu-ray Disc」の記事における「BDMV 採用コーデック」の解説
詳細は「BDMV」を参照 BDMVは読み出し専用型BD(BD-ROM)で採用されている記録フォーマットである。解像度は最大1080i/60、720p/60 である。 動画圧縮/伸張技術 MPEG-2 (Moving Picture Experts Group) H.264/MPEG-4 AVC High Profile VC-1 Advanced Profile H.264/MPEG-4 AVCとVC-1などの新圧縮技術は一般的な既存のDVD(DVD-VideoおよびDVD-VR)や現状の日本で行われているデジタル放送(地上デジタル放送およびBSデジタル放送)で使われているMPEG-2よりも圧縮能力に優れているが、H.264/MPEG-4 AVCはもともと携帯電話などの小さな画面を主体に開発された技術のため、そのままではHD映画の画質再現に問題があり、当初ハリウッド企業は新コーデックの採用に積極的ではない会社も多かった。そのため、最初に発売されたBDビデオソフトはDVDと同じMPEG-2をコーデックに採用せざるをえなかったが、そのことから初期に発売されたBDビデオソフトは画質が必ずしも満足できるものではないとの指摘もあった。その後、HD映像用に新たにパナソニックハリウッド研究所(PHL)により開発されたMPEG-4 AVC High Profileが制定され、このHigh Profileを使えばHD映画の画質をMPEG-2以上に向上させられることがハリウッド企業でも確認された。このためMPEG-2に加えMPEG-4 AVC High ProfileやVC-1もBD-Videoの映画タイトルに採用されるようになり、現在ではほとんどのソフトにMPEG-4 AVC、VC-1のどちらかが採用されている。 字幕はDVDに比べ鮮明になっている。大画面表示を前提として制作されているため、小さい画面で観ると読みづらくなることがある。 音声圧縮/伸張技術 PCM (Pulse Code Modulation) ドルビーデジタル (Dolby Digital) (AC-3) DTS (Digital Theater Systems) デジタルサラウンド ドルビーデジタルプラス (DD+)(*) ドルビーTrueHD(*) DTS-HDマスターオーディオ(*) (*) Blu-rayプレーヤーではオプション扱い。
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