2016年-2017年の鳥インフルエンザ禍とは? わかりやすく解説

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2016年-2017年の鳥インフルエンザ禍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 13:59 UTC 版)

千波湖」の記事における「2016年-2017年の鳥インフルエンザ禍」の解説

2016年11月29日水戸市内の大塚池でオオハクチョウ死骸発見される。この死骸から鳥インフルエンザウイルス検出され鳥取大学確定検査高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N6型)と判明した翌月12月6日千波湖東岸ユリカモメ死骸発見されこれからH5N6型ウイルス検出された。12月8日には千波湖西岸衰弱しているコブハクチョウが見つかり、搬入され茨城県県北家畜保健衛生所死亡した検査結果これからH5N6型ウイルス検出された。これ以後鳥インフルエンザウイルス感染した野鳥死骸発見相次いだ環境省は『野鳥における高病原性鳥インフルエンザ係る対応技術マニュアル以後マニュアル』)』に基づき12月2日大塚池での死骸回収地点12月6日千波湖での死骸回収地点それぞれの周囲10キロメートル圏内野鳥監視重点区域指定しており、千波湖はその全域監視区域入った監視区域入った千波湖周辺では『マニュアル』に準じ感染拡大防止のための様々な措置が行われた。それは、湖畔でのジョギング自粛要請自転車乗り入れ禁止消毒用石灰散布などである。毎年恒例千波湖での元旦マラソン中止され、これも正月恒例千波湖畔での出初め式も場所がケーズデンキスタジアム水戸変更された。水戸市はまたスマートフォン向け位置情報ゲームアプリの「ポケモンGO」の運営会社対し千波湖および大塚周辺の"ポケストップ"の削除申請12月16日出している。これは「ポケモンGO」で様々なアイテム取得できる"ポケストップ"が千波湖および大塚周辺公園には多く在りゲーム利用者思われる者がインフルエンザ騒動中も千波湖畔等で多く見受けられたためにとられた措置である。ハクチョウ羽切りして湖沼外に飛んでいけないようにする拡大防止策検討されたが、の数が多すぎたために断念している。2月18日開幕した千波湖近く偕楽園での「水戸の梅まつり」では千波湖観光客近寄らないように、警備員配して観光客誘導や、千波湖迂回する導線設定など措置がとられた。3月10日24時感染した1月24日以降45日間わたって見られなかったことから、『マニュアルに基づき野鳥監視重点区域指定解除される解除に伴い千波湖でのジョギング自粛要請等も解除された。 この2016年から2017年の冬シーズンにかけての野鳥での鳥インフルエンザ禍は、千波湖以外の茨城県各地ひたちなか市鹿嶋市潮来市)でも発生しており、茨城県全体62羽の感染死が報告されている。その内56羽が水戸市発見されたもので、更に千波湖発見されたものが43羽と最多であった43羽の鳥種毎の内訳は、コブハクチョウ30羽、コクチョウ5羽、ユリカモメ6羽、カンムリカイツブリ2羽である。鳥インフルエンザ発生前の2016年11月千波湖ではコブハクチョウ51羽、コクチョウ93羽が観測されており、コブハクチョウは6割近く死んだことになる。 この鳥インフルエンザ禍を受け水戸市千波湖ハクチョウ個体数管理可能な数にまで減らす対策乗り出すその方法は、"偽卵"を抱かせて繁殖抑制するというもので2017年4月18日までに湖畔7箇所の巣から31個の卵が偽卵すり替えられた。この結果2017年6月時点ではコブハクチョウ誕生無くコクチョウ誕生も1匹に抑制されている。水戸市10羽以下が適当な個体数としている。

※この「2016年-2017年の鳥インフルエンザ禍」の解説は、「千波湖」の解説の一部です。
「2016年-2017年の鳥インフルエンザ禍」を含む「千波湖」の記事については、「千波湖」の概要を参照ください。

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