2004年:呪いが解けた年とは? わかりやすく解説

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2004年:呪いが解けた年

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 07:35 UTC 版)

ボストン・レッドソックス」の記事における「2004年:呪いが解けた年」の解説

2004年ペナントレース4月ヤンキースとの直接対決を6勝1敗で乗り切りアリーグ東地区を4ゲーム差をつけて首位に立つ。しかしその後チーム全体低調となり、7月末の時点ヤンキース10ゲーム差つけられていた。7月末に長年チームの顔であったが、シーズン後FAによってチームを去ることを確実視されていたノマー・ガルシアパーラ遊撃手シカゴ・カブス放出しモントリオール・エクスポズからオーランド・カブレラ遊撃手ミネソタ・ツインズからダグ・ミントケイビッチ一塁手ロサンゼルス・ドジャースからデーブ・ロバーツ外野手らを獲得する人気者ガルシアパーラ放出したことに非難集中したが、のちにこれらの選手重要な役割を果たすことになる。 8月に入るとチーム投打かみ合い好調維持する結果8月21勝7敗の好成績をあげ首位ヤンキースとのゲーム差縮めることとなった9月入ってヤンキース追いつくことはなアメリカンリーグ東地区2位終わったが、勝率ワイルドカード獲得したディビジョンシリーズではアナハイム・エンゼルスを3連勝下しリーグチャンピオンシップシリーズ前年と同じヤンキースとレッドソックス組み合わせとなる。カート・シリング先発した第1戦を落とし、その上シリング足首の腱を断裂する怪我のため降板し、もはやシリングの再登板絶望的とみられた。第2戦はペドロ・マルティネス先発するが、1-32連敗喫する第3戦も落とし、0勝3敗と追い詰められる。しかし第4戦、9回裏に3-4負けていながら代走デーブ・ロバーツ盗塁きっかけヤンキース守護神であるマリアノ・リベラからビル・ミラー同点打を放ち延長戦の末にデビッド・オルティーズサヨナラ本塁打ヤンキース降す。第5戦も8回裏リベラからジェイソン・バリテック犠牲フライ同点追いつくと、延長14回にまたもデビッド・オルティーズサヨナラ安打。第6戦では負傷したかかとを応急手術縫い合わせたカート・シリング復帰し、「レッドソックス」の名前通り靴下を血で赤く染めながらの投球ヤンキース打線封じ最終的にレッドソックスは、MLB史上初となる3連敗から4連勝大逆転達成する。3連敗から4連勝して勝ち上がりは、北米の他のプロスポーツ史上でも1942年トロント・メープルリーフス1975年ニューヨーク・アイランダーズ2010年フィラデルフィア・フライヤーズいずれもNHL)の3例のみである。プレーオフ後、ヤンキース監督であるジョー・トーリは、「第5戦の6回2死満塁場面で守備それほど評価されていない選手トロット・ニクソン)に好捕されたのがシリーズ敗退)のポイントだった」と振り返ったこの年ワールドシリーズではセントルイス・カージナルス対戦緻密な野球標榜するカージナルスと、細かい野球が苦手な自分達を『イディオッツ (idiots)』と呼んでいたレッドソックスとの好対照顔合わせだったが、結果は4勝0敗でレッドソックス1918年以来シリーズ制覇達成したポストシーズン8連勝MLB史上初、4勝0敗でのシリーズ制覇球団史上初であった。 そして86年もの長き及んだこの「バンビーノの呪い」もワールドシリーズ制覇により遂に解かれることとなった

※この「2004年:呪いが解けた年」の解説は、「ボストン・レッドソックス」の解説の一部です。
「2004年:呪いが解けた年」を含む「ボストン・レッドソックス」の記事については、「ボストン・レッドソックス」の概要を参照ください。

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