2代目 W453 (2014年-)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 13:57 UTC 版)
「スマート・フォーフォー」の記事における「2代目 W453 (2014年-)」の解説
2010年3月に結ばれたルノーとダイムラーとのパートナーシップにより誕生した「プロジェクト・エジソン」に基づく共通プラットフォームを使用した最初のモデルとして、2014年のモンディアル・ド・ロトモビル(パリモーターショー)で公開後に発売を開始。3代目フォーツー及び3代目トゥインゴと共通のプラットフォームになり、スマートのモデルとしては、3ドア2シーターモデルを「フォーツー」、5ドア4シーターモデルを「フォーフォー」とすることにした。ルノーとダイムラーが開発費を等しく投資し、ルノーがエンジンを、ダイムラーがトランスミッションを担当した。生産は基本コンポーネントを共用する3代目トゥインゴとともに、スロベニアのルノー・ノボメスト工場にて行われる。 フォーツーと同じく、「トリディオンセーフティセル」と呼ばれる高張力鋼製のモノコックフレームに交換可能なプラスチック製ボディパネルを組み合わせたボディとなり、初代モデルより一回り小さくなっている。駆動方式はフォーツー同様のリアエンジン・リアドライブ (RR) 方式となった(これに併せて、トゥインゴもRRレイアウトに変更されている)。 エンジンはルノー、ダイムラー(メルセデス・ベンツ)と、ルノーとのアライアンスを組む日産自動車の3社が共同開発した 999cc 直列3気筒DOHC自然吸気のM281 E10型(英語版)(ルノー型式:H4D、日産型式:HR10DE)と、898cc 直列3気筒DOHCターボのM281 E09 LA型(ルノー型式:H4Bt、日産型式:HR09DET)へとダウンサイジングされている。 かつてメルセデスMLおよびGL SUVの開発に携わっていたチーフ開発エンジニアのマルクス・ライダーによれば、トランスミッションはスマートフォーツーおよびフォーフォーはマニュアルトランスミッションまたはダブルクラッチが選択できるという。乗り心地が向上し、ノイズアイソレーションも向上したという。 2016年には先代同様ブラバスのチューニングモデルが投入されている。エンジンそのものは898ccターボチャージャー付きモデルと同じだが、パワーが90馬力(66kW)から108馬力(79kw)にチューンナップされている。
※この「2代目 W453 (2014年-)」の解説は、「スマート・フォーフォー」の解説の一部です。
「2代目 W453 (2014年-)」を含む「スマート・フォーフォー」の記事については、「スマート・フォーフォー」の概要を参照ください。
- 2代目 W453のページへのリンク