1939年章
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1939年の第二次世界大戦勃発にあたり、ナチス・ドイツが鉄十字章を再度制定し、大鉄十字章はその最高勲章であった。受章者はヘルマン・ゲーリング国家元帥ただ一人であり、1940年7月19日の元帥任命式(英語版)において授与された。 なお、ナチス・ドイツは大鉄十字星章も制定していたが、受章者はいなかった(星章の実物はアメリカ軍が敗戦後に接収)。
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1939年章
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ドイツ帝国が崩壊した後、ナチ党政権になっても、第二次世界大戦が勃発するとアドルフ・ヒトラーが再度制定した。「1939年章」として知られ、章の表面には鉤十字と制定年度の1939が刻印されている。 1級鉄十字勲章1939年章 2級鉄十字勲章1939年章 1級鉄十字章1914年章と同章受章者用の1級鉄十字章1939年略章 上級将官が対象となる大鉄十字章と一般兵士にも広く授与される1級鉄十字章の間には大きな開きがあった。第一次世界大戦までは大鉄十字章と1級鉄十字章の間に位置する、将校を対象としたプール・ル・メリット勲章等の武功勲章が各領邦毎に制定されていたが、王制廃止に伴い廃止されていた。そのため、同様の位置づけの騎士鉄十字章 (Ritterkreuz des Eisernen Kreuzes) が制定された。但し、それらの勲章と違い、騎士鉄十字勲章は授与対象者に階級の制限はない。 戦争の長期化に伴って、騎士鉄十字章には上位の柏葉付騎士鉄十字章 (Ritterkreuz des Eisernen Kreuzes mit Eichenlaub)、柏葉・剣付騎士鉄十字章(Ritterkreuz des Eisernen Kreuzes mit Eichenlaub und Schwertern)、柏葉・剣・ダイヤモンド付騎士鉄十字章 (Ritterkreuz des Eisernen Kreuzes mit Eichenlaub, Schwertern und Brillanten)、金柏葉・剣・ダイヤモンド付騎士鉄十字章 (Ritterkreuz des Eisernen Kreuzes mit goldenem Eichenlaub, Schwertern und Brillanten) が制定された。金柏葉・剣・ダイヤモンド付騎士鉄十字章の受章者は12人と定められていたが、授与されたのはハンス・ウルリッヒ・ルーデル一人であった。 星章も制作されたが受章者はなく、戦後連合軍に接収され、ウェストポイント陸軍士官学校の戦争記念館に所蔵されている。 柏葉付騎士鉄十字勲章 柏葉・剣付騎士鉄十字勲章 柏葉・剣・ダイヤモンド付騎士鉄十字勲章 金柏葉・剣・ダイヤモンド付騎士鉄十字勲章
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