柏葉・剣・ダイヤモンド付騎士鉄十字章
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「騎士鉄十字章」の記事における「柏葉・剣・ダイヤモンド付騎士鉄十字章」の解説
剣付き柏葉章受章者でさらに戦功を立てた者は柏葉・剣・ダイヤモンド付騎士鉄十字章(Ritterkreuz des Eisernen Kreuzes mit Eichenlaub, Schwertern und Brillanten)を授与された。剣付柏葉にダイヤモンドがちりばめられており、背面から光が入ることでダイヤモンドの輝きが増すように、柏葉のダイヤモンドがはめ込まれた部分は穴が貫通していた。最初にメルダースとガーランドが授与された物は剣と柏葉が柏葉章や剣付章と同様に銀製だったが、以降はプラチナ製となり、銀製の剣付き柏葉に合成ダイヤモンドを埋め込んだ物が常用のために与えられた 柏葉・剣・ダイヤモンド付き柏葉章の受章者は剣付き柏葉章受章のドイツ軍人のうちから27名の者である。この等級から外国人受章者はいない。 柏葉・剣・ダイヤモンド付き柏葉章の勲記は内容はほぼ同じであるが、すべての文字が金箔で書かれており、またフォルダの皮の色は受章者の所属する軍に応じた色(陸軍・武装SSは赤茶色、海軍は青、空軍はブルーグレー)が使われており、表紙の国章の上にはダイヤモンドがちりばめられていた。 この勲章まで受章したドイツ軍人で著名な者にエルヴィン・ロンメル(陸軍元帥 1943年3月11日)、ヒアツィント・シュトラハヴィッツ・フォン・グロース=ツァウヒェ・ウント・カミネッツ(陸軍将軍 1944年4月14日)、ハンス=ヴァレンティーン・フーベ(陸軍将軍 1944年4月20日)、ヴァルター・モーデル(陸軍元帥 1944年8月17日)、ハッソ・フォン・マントイフェル(陸軍将軍 1945年2月18日)、ヴォルフガング・リュート(海軍Uボート艦長 1943年8月9日)、ヴェルナー・メルダース(空軍エースパイロット 1941年7月15日)、アドルフ・ガーランド(空軍エースパイロット 1942年1月28日)、ハンス・ヨアヒム・マルセイユ(空軍エースパイロット 1942年9月3日)、ヴァルター・ノヴォトニー(空軍エースパイロット 1943年10月19日)アルベルト・ケッセルリンク(空軍元帥 1944年7月19日)、エーリヒ・ハルトマン(空軍エースパイロット 1944年8月25日)、ヘルベルト・オットー・ギレ(武装親衛隊将軍 1944年4月19日)、ヨーゼフ・ディートリヒ(武装親衛隊将軍 1944年8月6日)などがいる。
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