1927年改選
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「石川県議会議員選挙」の記事における「1927年改選」の解説
1927年9月24日執行。同年3月に発生した金融恐慌のため4月にはモラトリアムが実施されるなど慌ただしい状況で定期改選を迎えた。また、同年6月に政友会に対抗して、憲政会と政友本党が合同し立憲民政党が成立した。今回は政友会と民政党の2大政党に加えて、実業同志会、立憲青年党、日本農民党、労働農民党、平和会の候補者が乱立し激戦となった。1925年に公布された普通選挙法により財産制限が撤廃され、この選挙から適用された。さらに、金沢市の定数が再び6名に増員され鳳至郡は3名となった。 選挙区当選者金沢市武谷甚太郎(政友会) 神保重吉(政友会) 乾亮(政友会) 澤野外茂次(民政党) 村上初三郎(民政党) 錺谷与右衛門(政友会) 江沼郡本川進(政友会) 山口宗一(中立) 能美郡神田重義(政友会) 浅井定松(政友会) 米沢実(民政党) 関戸寅松(民政党) 石川郡江川為信(政友会) 辻鉄次郎(政友会) 吉本永次郎(政友会) 村田市太郎(民政党) 河北郡多田伊太郎(政友会) 清水弥三郎(政友会) 池田末次郎(民政党) 羽咋郡徳山武雄(政友会) 谷光源造(平和会) 深町一博(政友会) 鹿島郡広島弥兵衛(政友会) 戸部良祐(民政党) 米谷義松(政友会) 鳳至郡広瀬昌太郎(政友会) 吉国文吉(民政党) 大島徳太郎(民政党) 珠洲郡谷内星七(民政党) 池田耕(政友会) 結果、政友会17名、民政党11名、平和会1名、中立1名が当選し政友会が過半数を維持した。 石川郡再選挙 1927年12月24日、石川郡における選挙が無効であると判決が下ったため、以下の通り再選挙が行われた。1928年3月11日執行。 選挙区当選者石川郡辻鉄三郎(政友会) 橋場仕三郎(民政党) 吉本永次郎(政友会) 江川為信(政友会) 結果、前回当選した村田が落選した。 鹿島郡再選挙 1928年5月17日、鹿島郡における選挙が無効であると判決が下ったため、以下の通り再選挙が行われた。1928年8月5日執行。 選挙区当選者鹿島郡広島弥兵衛(政友会) 戸部良祐(民政党) 米谷義松(政友会) 結果、前年秋の当選者が再び当選した。
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