NiTn10【NiTn10】(工芸作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7896号 |
登録年月日 | 2000年 3月 30日 | |
農林水産植物の種類 | さとうきび | |
登録品種の名称及びその読み | NiTn10 よみ:NiTn10 | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2002年 4月 1日 | |
品種登録者の名称 | 沖縄県 | |
品種登録者の住所 | 沖縄県那覇市泉崎1丁目2番2号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 金城鉄男、仲宗根盛雄、宮城克浩、島袋正樹、永冨成紀、杉本明、大城良計、出花幸之介、正田守幸、儀間靖、恵飛須則明 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「F177」に「NiF4」を交配して育成された固定品種であり,登熟性は早,蔗茎の形態は円筒型,糖分は高いやや多収品種である。発芽性はやや良,萌芽性はやや不良,萌芽の遅速性はやや遅,分げつ性はやや弱である。草型は立葉,葉色及び葉身長は中,葉幅は広,葉身の花青素は無,葉鞘の長さは中,葉耳の形態は葉耳欠失上昇下降型,葉舌の形態は三日月型である。蔗茎の形態は円筒型,色彩(基本色)は黄緑,髄孔率は小,蔗茎の亀裂率及び気根発生節数は無,茎皮の硬度は中である。芽子の位置はやや基部,芽子の大きさは中,芽翼は狭,根基の条数は三条である。地域適応性は中,収量構成型は中間型,収量性はやや多,原料茎長はやや短,茎径は中,登熟性は早,糖分は高,出穂性は少,出穂の早晩性は晩,原料茎の直立性は直立,脱葉性はやや易である。梢頭部折損性は難,耐旱性は弱,葉焼病抵抗性及び黒穂病抵抗性は強である。「NCo310」及び「Ni9」と比較して,草型が立葉であること,出穂が少ないこと,出穂の早晩性が遅いこと,脱葉性が易であること,黒穂病抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和57年に台湾糖業研究所において,「F177」に「NiF4」を交配し,59年に沖縄県農業試験場(那覇市)において,実生苗を養成し個体選抜,以後,栄養系選抜により育成された固定品種であり,63年より系統適応性検定試験及び特性検定試験,平成2年より生産力検定等の試験を行い,6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「RF84-106」であった。 |
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