鴬品定めの会とは? わかりやすく解説

鴬品定めの会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 00:37 UTC 版)

ウグイス」の記事における「鴬品定めの会」の解説

鳴声の1節を律、中、呂の3段分ける。律音をタカネ、またアゲ中音ナカネ、呂音をサゲという。3段日月星比して三光称し三つ音とも称し、その鳴声長短、節調の完全なものが優とされた。正月下旬2月の計2回、江戸京都大坂三都持ち寄って品評会開き、「鶯品定めの会」と称した会場江戸で向島牛島旗亭梅本定め期日決定したら、数日前から牛島中心に小梅、洲崎の各農家頼んで出品する各自預ける。当日審査員格の飼鳥屋が梅本集まり家々何回となく回って鳴声手帳書留め、衆議の上決定した第一の優を順の一という位に置き、以下、東の一、西の一、三幅対の右、三幅対の中、三幅対の左、というように品位決め、品にはいったものは大高檀紙名と位を書き江戸鳥屋中として白木三宝載せ水引掛けた末広扇1対を添え飼主贈り飼主からは身分に応じて当の謝儀があった。その謝儀をもって品定め会の費用弁じた本郷味噌屋某の飼鳥が順の一を得た時には同時に出品した加賀太守前田侯の飼鳥顔色なからしめ、得意のあまり、「百万石何のその」と一句ものしたという挿話がある。弘化年間飼鳥屋で品定め会に立会う者は58軒と定められた。毎回そのなかの1人催主となって肝煎役に当たった明治維新とともにこの会は廃絶した

※この「鴬品定めの会」の解説は、「ウグイス」の解説の一部です。
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