駅前再整備事業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 04:22 UTC 版)
田原本駅・西田原本駅を合わせると乗降客数は1日2万人近くにのぼる(田原本駅 13,000人、西田原本駅 5,000人で、乗換え客 4,000人も両駅の乗降人員に含む)。しかし、駅周辺は民家が密集し、駅前に通じる道路は狭小な生活道路しかない。西口が新設されるまでは、田原本駅・西田原本駅相互の乗り換えには踏切を渡る必要もあり(さらに田原本駅上りホームの利用には、地下道も通る必要がある)、歩行者と自動車で混雑していた。 そのため、田原本駅・西田原本駅に挟まれた地域の駅前整備事業が行われ、幹線道路(奈良県道14号桜井田原本王寺線)に接続して自動車の乗り入れを容易にした駅前広場を整備し、当駅に西口駅舎を設置することとなった。 田原本駅西口駅舎は2009年(平成21年)7月から工事に着手し、同年12月6日から使用が開始された。駅舎は黒い屋根と白い壁によるデザインになっている。 田原本駅の西口駅舎と西田原本駅間に通路を設けることにより、踏切を渡らずに乗り換え可能となったとともに、その通路に屋根が設けられたことにより、雨の日でも濡れずに乗り換えができるようになった。ただし前述のとおり、上下ホームを結ぶ地下道はバリアフリー不対応のため、車椅子利用者などが当駅下りホーム - 西田原本駅間を乗り換えるには、東口改札を利用して踏切を渡る必要がある。
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