駅前人工地盤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/08 08:09 UTC 版)
下関駅の東側にはペデストリアンデッキが設けられている。下関駅は高架駅であり、一階に改札口・駅舎玄関があるため、駅を下車した利用客が人工地盤を利用する場合、ホームから改札口まで降りたのち、再び人工地盤に上がって移動することになる。1994年の完成当初、そうした構造上の難点に加え、人工地盤に直接接続する建物がないため、従来からある地下歩道を利用し続ける人が多く、人工地盤は閑散とした状況であった。のち、細江地区再開発事業の進行とともに、人工地盤が延伸されたり、接続口・昇降階段・エスカレーター等が増設されるにつれ、ある程度利便性が高まった。現在では、シーモールや下関港国際ターミナルなど駅周辺施設に直接接続するほか、シーモール経由で下関市民会館に行くことも可能となっている。下関駅周辺の再開発事業では、新駅ビルに人工地盤が直結する構造となっている(詳しくは#再整備事業)。 なお、かつては人工地盤に対峙するところにデジタル時計塔 (下関市が設置・管理) があった。しかし、故障のため時計・天気予報が表示されなくなり、予算上の問題から修理されることなくしばらくの間放置された。やがて、時計盤の部分が撤去され、歓迎塔(2006年〈平成18年〉完成。4か国語で「ようこそしものせきへ」と書かれている。)に生まれ変わり、現在に至っている。
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