関門海峡道路とは? わかりやすく解説

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関門海峡道路

別名:関門新ルート第二関門橋

関門海峡横断して九州福岡県)と本州山口県)を接続する道路、またはその構想2014年現在全国に6本ある「海峡横断道路」の計画路線一つ数えられており、着工時期未定である。

関門海峡道路は、地域高規格道路下関北九州道路」の一部として計画されており、福岡県北九州市小倉北区山口県下関市彦島を結ぶルート計画されている。橋梁トンネルのどちらの形をとるかは確定していないが、公表され2012年度調査資料では、つり橋型式橋梁有力だとされている。

関門海峡2014年現在、1本の3本トンネル横断しているが、その全て壇ノ浦門司周辺近接した場所に存在し災害などで交通網途絶するおそれが比較的高いといわれている。関門海峡道路の建設は、そのような災害リスクへの対応能力の向上に効果的だとされている。また、既存およびトンネル老朽化進んでおり、補修工事に伴う頻繁な渋滞発生などが問題とされてきたが、関門海峡道路がバイパスとしての役割を果たすことも期待されている。

関門海峡道路の構想1980年代後半まで遡り1991年には周辺自治体経済団体などからなる「関門海峡道路整備促進期成同盟会」が設立された。しかし、2008年国会で、他の海峡横断道路同様に、「建設費の無駄」との批判晒され事業凍結していた。2013年福岡県山口県は、国による調査再開促すことを目的として、関門海峡道路の建設向けた調査を行うことを発表した

関連サイト
関門海峡道路建設促進協議会九州経済連合会

下関北九州道路

(関門海峡道路 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/26 14:59 UTC 版)

下関北九州道路(しものせききたきゅうしゅうどうろ)は、山口県下関市彦島から福岡県北九州市小倉北区に至る約6 km(陸上部:約4 km、海上部:約2 km)となる地域高規格道路候補路線。全線が候補路線であり、建設を行うためには計画路線への格上げが必要となる。通称下北道路(しもきたどうろ)[1][2]。海上部および前後取り付け部のみを指し関門海峡道路(かんもんかいきょうどうろ)、第二関門橋(だいにかんもんきょう)とも呼ばれる。


注釈

  1. ^ 本格的な吊橋は豊島大橋以来となる

出典

  1. ^ a b 「安倍・麻生氏の意向忖度」 下関北九州道で国交副大臣、利益誘導認める」『西日本新聞』、2019年4月2日。2021年10月12日閲覧。
  2. ^ a b “大家参院議員も忖度発言か 下関北九州道路 昨年12月”. 毎日新聞. (2019年4月10日). https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190410/k00/00m/010/074000c 2021年12月23日閲覧。 
  3. ^ 下関北九州道路について”. 北九州市建築都市局計画部都市交通政策課 (2021年3月18日). 2021年12月23日閲覧。
  4. ^ a b c d “下関北九州道路「最短案」へ 国交省、17日の有識者会議で報告”. 西日本新聞. (2020年12月15日). https://www.nishinippon.co.jp/item/n/673412/ 2021年12月23日閲覧。 
  5. ^ a b c “下関北九州道路、最短ルートに 国交省”. 日本経済新聞. (2020年12月17日). https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJC174HB0X11C20A2000000 2020年12月29日閲覧。 
  6. ^ a b 下関北九州道路 第1回 説明資料 (PDF)”. 国土交通省中国地方整備局・九州地方整備局、山口県、福岡県、北九州市、下関市 (2020年7月15日). 2021年10月12日閲覧。
  7. ^ “下関北九州道路が争点に 推進=北橋、秋武氏「既存路の老朽化に備え」 反対=永田氏「耐震性や採算性に疑問」”. 西日本新聞 (西日本新聞社). (2019年1月25日). https://www.nishinippon.co.jp/nnp/kitakyushu_city_election/article/481799/ 2019年4月5日閲覧。 
  8. ^ 3.下関北九州道路整備促進期成同盟会”. 福岡県 (2016年4月1日). 2019年4月5日閲覧。
  9. ^ 下関北九州道路 第2回 説明資料 (PDF)”. 国土交通省中国地方整備局・九州地方整備局、山口県、福岡県、北九州市、下関市 (2020年12月17日). 2020年12月29日閲覧。
  10. ^ 下関北九州道路、環境影響評価など調査へ” (日本語). 日本経済新聞 (2021年3月30日). 2021年4月1日閲覧。
  11. ^ “「水差す発言」「元々不要」 塚田氏更迭 下北道路 地元は困惑”. 西日本新聞. (2019年4月5日). https://www.nishinippon.co.jp/item/n/500095/ 2021年12月23日閲覧。 
  12. ^ “道路の地元・下関市長「大変な迷惑被った」 塚田氏辞意”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2019年4月5日). https://www.asahi.com/articles/ASM453TZWM45TZNB00G.html 2022年4月18日閲覧。 
  13. ^ “社説 「安倍・麻生道路」に忖度 政権の緩みが止まらない”. 毎日新聞. (2019年4月4日). https://mainichi.jp/articles/20190404/ddm/005/070/068000c 2021年12月23日閲覧。 


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