海上国道とは? わかりやすく解説

海上国道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/21 04:31 UTC 版)

海上国道(かいじょうこくどう)とは、海上部(海上区間)を含めて一連の道路となる一般国道の俗称である[1]。特に、海上部が架橋されておらず、一連の国道でありながらフェリー等によらねば通行不能なものを呼ぶことが多い。ただし、必ずしもフェリー航路が設定されているとも限らず、名目上だけでつながっているところもある[2]。この意味での海上国道は、2009年現在日本には27路線(重複除いて24路線)ある。その路線上すべてを「海上国道」と呼ぶことは少なく、実体的な道路が存在しない海上部(海上区間)のみを指して呼ぶことが多い。


  1. ^ a b c 浅井建爾 2015, p. 16.
  2. ^ 佐藤健太郎「国道の名所を行く」『ふしぎな国道』講談社〈講談社現代新書〉、2014年、48頁。ISBN 978-4-06-288282-8 
  3. ^ a b ロム・インターナショナル編 2005, pp. 16-17
  4. ^ 生活航路として自治体の支援等を受けている例はある。
  5. ^ 浅井建爾 2015, pp. 17–18.
  6. ^ 浅井建爾 2015, pp. 18–19.
  7. ^ 浅井建爾 2015, p. 21.
  8. ^ 浅井建爾 2015, p. 17.


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海上国道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 07:22 UTC 版)

一般国道」の記事における「海上国道」の解説

海上区間のある国道は、俗に「海上国道」と呼ばれており、本州北海道を結ぶ津軽海峡東京湾横断航路鹿児島 - 那覇間の南西諸島を結ぶ航路などいくつか該当する国道区間存在する。これは、道路法第2条には「道路とは一般の用に供する道で、トンネル渡船施設道路用エレベーター等、道路と一体となってその効用全うする施設、または工作物および道路付属物で、当該道路付属して設けられているものを含んだものとする」という道路法上の道路の定義があり、たとえば海上であっても1本の交通系統として重要な幹線道路認められれば、フェリーボート航路国道なりえる解釈されるからである。 また海底掘られ道路トンネル国道指定されているところもあり、本州九州を結ぶ関門海峡海底道路トンネルである国道2号関門トンネルは、車道部とは独立した人道トンネルがあり、両陸地地上海底人道トンネルを結ぶエレベーター自体も、道路法第2条解釈により「工作物および道路付属物」に該当する道路施設として橋やトンネル同様に国道一部として扱われている。

※この「海上国道」の解説は、「一般国道」の解説の一部です。
「海上国道」を含む「一般国道」の記事については、「一般国道」の概要を参照ください。

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