しころ【×錏/×錣/×𩊱】
錣
- 上方芝居の用語で寄席でも用ゆ。二の替りとも云う。それは十二月の顔見世興行の次、即ち二の替りが正月興行に使うからこの称がある。芝居の終演と同時に木戸口で、大太鼓と双盤(そうばん)で、ドン、ドン、ドコドン、カンカンと囃す。芝居では男女の服装で、すぐいち(ひよつとこ)、おたふく(おかめ)、の面を被つて、五色の四手(しで-釆配とも云う)を両手に持ちこれを大入の字の恰好に軽妙に踊るが、寄席では只囃子だけで、これもこの頃では不精になつて、奥の鳴物部屋でホンの形式的にお茶を濁す程度である。
分類 芸能
錣(しころ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 09:04 UTC 版)
錣 鉢に付けられたしころを「鉢付板」、その取り付ける鋲を「鉢付鋲」、次を「第二の板」、菱縫の板まで3枚である場合は「三枚兜」、5枚である場合は「五枚兜」という。戦記などにある「錣を傾ける」とは、兜を少し前に俯せて、敵の矢を避けることをいう。
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錣
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