金鼓

デジタル大辞泉

きん‐こ【金鼓】

読み方：きんこ

１ 鉦(しょう)と太鼓。

「—を打って見聞(けんもん)の衆を集め給ふ」〈太平記・二四〉

２ 戦陣で命令の伝達に用いる陣鉦(じんがね)と陣太鼓。

「耳をつらぬく—の響」〈浄・太功記〉

こん‐く【金^▽鼓】

読み方：こんく

《「こんぐ」とも》仏教の楽器の一。銅製、平たい円形で中空。仏堂で架に取り付けて打ち鳴らす。また、僧侶が布教のとき首にかける鉦鼓(しょうこ)のこと。ひらがね。わにぐち。

難読語辞典

金鼓

読み方：コンク（ｋｏｎｋｕ）

仏家の楽器のひとつ

歴史民俗用語辞典

金鼓

読み方：コンク（ｋｏｎｋｕ）

鉦鼓と同じ形式のものまた鰐口にも形式は似ている。

別名 金口、タヒラカネ、ヒラカネ、ごんく

国指定文化財等データベース

金鼓〈／至治二年十月十六日造成ノ銘アリ〉

主名称：	金鼓〈／至治二年十月十六日造成ノ銘アリ〉
指定番号：	221
枝番：	00
指定年月日：	1925.08.25(大正14.08.25)
国宝重文区分：	重要文化財
部門・種別：	工芸品
ト書：
員数：	1口
時代区分：	元
年代：	至治2年（1322）
検索年代：
解説文：	元の作品。

金鼓

主名称：	金鼓
指定番号：	333
枝番：	00
指定年月日：	1927.04.25(昭和2.04.25)
国宝重文区分：	重要文化財
部門・種別：	工芸品
ト書：	建久三年十一月廿一日奉施入ノ銘アリ
員数：	1口
時代区分：	鎌倉
年代：	建久3年（1192）
検索年代：
解説文：	鎌倉時代の作品。

金鼓

主名称：	金鼓
指定番号：	2389
枝番：	00
指定年月日：	1975.06.12(昭和50.06.12)
国宝重文区分：	重要文化財
部門・種別：	工芸品
ト書：	禅源乙巳五月日の刻名及び正平十二〈丁／酉〉十月十八日の後刻銘がある
員数：	1口
時代区分：	高麗
年代：	1245
検索年代：
解説文：	現存遺品のうち最大で、かつ製作のすぐれた朝鮮・高麗の作の金鼓である。禅源は私年号とみられ、乙巳年を高麗朝高宗三十二年（一二四五）にあてられる。慶尚南道晉州の寺院にあったもので、日本の正平十二年（一三五七）に対馬に舶載された旨をしるしており、日韓交渉の資料として価値高いもの。

重要文化財のほかの用語一覧

工芸品：	金霰鮫打刀拵  金鼓  金鼓  金鼓  鈸子  鈸子  鉄三十六間四方白星兜鉢及鎧金具

>>工芸品カテゴリの他の用語

Weblio日本語例文用例辞書

「金鼓」の例文・使い方・用例・文例

• 金鼓という楽器