唱門師とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 文化 > 芸能 > 芸人 > 唱門師の意味・解説 

しょうもん‐じ〔シヤウモン‐〕【唱門師】

読み方:しょうもんじ

中世祈祷(きとう)・卜占(ぼくせん)や祝福芸能を業とした下級陰陽師(おんようじ)。室町時代には奈良興福寺に座が結成されたほか、京都など各地存在し曲舞(くせまい)・猿楽などの芸能行ったが、江戸時代には賤民(せんみん)化した声聞師(しょうもんじ)。しょうもじ。しょもじ。


唱門師

読み方:ショウモンシ(shoumonshi), ショモジ(shomoji)

中世金鼓打って経文唱え祈祷方角占い物乞いを業とし渡世した俗法師


唱門師

読み方:ショウモジ(shoumoji)

毘沙門功徳経唱えて米銭喜捨を得る呪術芸能者

季節 新年

分類 人事


声聞師

(唱門師 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/18 13:46 UTC 版)

声聞師(しょうもじ)は、中世12世紀 - 16世紀)期に存在した日本の芸能者である[1][2][3]陰陽師の文化を源流とした読経曲舞卜占猿楽等の呪術的芸能、予祝芸能を行った[1][2][3]。「声聞師」は「しょうもんじ」「しょもじ」とも読み、また同様の読みで、唱門師唱聞師聖問師唱文師誦文師とも漢字標記した[1][2][3]江戸時代17世紀 - 19世紀)に盛んになった「門付」芸能の源流でもあり[4]大和猿楽から発展し、能楽に発展させた観阿弥世阿弥をも生むことになる[5]


  1. ^ a b c d e f g h i j 声聞師世界大百科事典 第2版コトバンク、2012年8月20日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 声聞師百科事典マイペディア、コトバンク、2012年8月20日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g 唱門師デジタル大辞泉、コトバンク、2012年8月20日閲覧。
  4. ^ 世界大百科事典 第2版『門付』 - コトバンク、2012年8月20日閲覧。
  5. ^ a b 池上、p.134.
  6. ^ 高橋『酒呑童子の誕生』135頁
  7. ^ 柳田『賎民にされた人びと』214頁
  8. ^ a b 渡邊昭五. “中近世放浪芸の系譜”. 岩田書院. 2012年8月21日閲覧。
  9. ^ 脇田、p.68, p.161-162.
  10. ^ a b 世界大百科事典 第2版『近江猿楽』 - コトバンク
  11. ^ 脇田、p.184-185.
  12. ^ 加納、p.123.
  13. ^ 脇田、p.186-187.
  14. ^ a b c 奥野、p.60-61.
  15. ^ 奥野、p.191-192.
  16. ^ a b 世界大百科事典 第2版『左義長』 - コトバンク
  17. ^ 『南方全集8』8頁
  18. ^ 柳田『全集25巻』57頁
  19. ^ 喜田『差別の根源を考える』159頁


「声聞師」の続きの解説一覧



唱門師と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「唱門師」の関連用語

唱門師のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



唱門師のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの声聞師 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS