金時豆(きんときまめ)
金時豆は、いんげんまめの代表的な種類です。北海道で栽培されているいんげんまめのうち、金時豆が約7割を占めています。中でもよく知られているのが「大正金時」という品種です。昭和初期に北海道の十勝地方の幕別村で見つけられ、大正村(現在は帯広市内)で量産されたことからその名が付きました。赤紫色が鮮やかなことから赤いんげんとも呼ばれます。 | |
いんげんまめには蔓性と蔓なしがありますが、大正金時は蔓なしで、種子は大きく2㎝近くもあります。後に品種改良が進み、さらに大粒の「北海金時」、「福勝(ふくまさり)」などがつくられています。この他、白色をした「福白金時」があります。 金時豆は粒の形が良く、食味も優れていることから、煮豆用に最も適した豆とされ、洋風の煮込み料理にもよく用いられます。甘納豆の原料としても重要です。 |
インゲンマメ
(金時豆 から転送)
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インゲンマメ(隠元豆[2]、眉児豆、Phaseolus vulgaris)はマメ亜科の一年草。別名、サイトウ(菜豆)[1]、サンドマメ(三度豆)、ゴガツササゲ(五月豇豆)[1]。
注釈
出典
- ^ a b c 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Phaseolus vulgaris L. インゲンマメ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年1月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 猪股 2012, p. 130.
- ^ 青葉高『野菜の博物学 知って食べればもっとオイシイ!?』講談社〈ブルーバックス〉、1989年4月、83頁。ISBN 4-06-132774-7。
- ^ ジョンソン 1999, pp. 114–115.
- ^ ジョンソン 1999, pp. 117–118.
- ^ a b c d e 金子 & 野口 2011, p. 70.
- ^ インゲン豆をもたらした隠元禅師 - みろくや
- ^ 矢部富雄「化学物質としての糖のふるまい(ヘッドライン:糖類の化学-食品から薬まで-)」『化学と教育』第60巻第10号、2012年、418-421頁、doi:10.20665/kakyoshi.60.10_418。
- ^ “金時豆(きんときまめ)”. 日本豆類協会. 2023年1月8日閲覧。
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- ^ “うずらまめ”. 日本豆類協会. 2023年1月8日閲覧。
- ^ “手亡(てぼう)”. 日本豆類協会. 2023年1月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g 猪股 2012, p. 131.
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- ^ a b c d e f 国立医薬品食品衛生研究所安全情報部発行「食品安全情報」の米国食品医薬品局(FDA)によるフィトヘマグルチニン(インゲンレクチン)についての情報(060525)より
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- ^ a b c d e f 板木 2020, p. 99.
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- ^ 農林水産省大臣官房統計部生産流通消費統計課 編『令和5年産大豆、小豆、いんげん及びらっかせい(乾燥子実)の作付面積および収穫量』。
- ^ “年産別・都道府県別データ(平成18年)”. 日本豆類協会. 2014年11月3日閲覧。
- ^ 文部科学省、「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
- ^ 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)」
- ^ https://data.nal.usda.gov/dataset/usda-national-nutrient-database-standard-reference-legacy-release
- ^ http://www.nal.usda.gov/fnic/foodcomp/search/
- ^ 『タンパク質・アミノ酸の必要量 WHO/FAO/UNU合同専門協議会報告』日本アミノ酸学会監訳、医歯薬出版、2009年05月。ISBN 978-4263705681 邦訳元 Protein and amino acid requirements in human nutrition, Report of a Joint WHO/FAO/UNU Expert Consultation, 2007
[続きの解説]
「金時豆」の例文・使い方・用例・文例
- 金時豆という食品
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