那珂湊の獅子とみろく
名称: | 那珂湊の獅子とみろく |
ふりがな: | なかみなとのししとみろく |
種別1: | 民俗芸能 |
保護団体名: | 六丁目の獅子保存会,元町のみろく保存会 |
選択年月日: | 1980.12.12(昭和55.12.12) |
都道府県(列記): | 茨城県 |
市区町村(列記): | 那珂湊市 |
代表都道府県: | 茨城県 |
備考: | 所在地が同一都道府県内のもの(このデータは種別1から移行しています) |
解説文: | 那珂湊市天満宮の八朔祭は神輿が町々を練り歩いた後お浜下りし、海中に入ってもみ合う勇壮さで近郷に知られている。この神輿には各町の風流物【ふうりゆうもの】屋台が供奉して賑いを添えるが、六町目と元町の屋台ではそれぞれ獅子舞、みろくが演じられる。これらはいずれも人形によって踊られ、六町目の獅子舞は雄、雌、子の三頭獅子舞であり、元町のみろくはかしらが赤(鹿島神)、白(住吉神)、青(春日神)三体の弥勒踊である。二つとも底なし屋台に幕をめぐらし、中に人形の遣い手と囃子方が入っていてあやつられる。これは関東から東北一帯にかけて分布をみる三頭獅子舞や茨城、千葉等関東の太平洋岸に伝承をみる弦勒踊が人形戯の素朴な操法(棒の先に人形をつけ、それをくるくる廻す)によって演ぜられるところに特色があり、東茨城郡常澄村のもの(すでに記録作成等の措置済)とともに稀少な存在であり記録保存が望まれている。 |
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