道路建設に対する批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 10:03 UTC 版)
「和光富士見バイパス」の記事における「道路建設に対する批判」の解説
第2期整備区間では、高架・平面合わせて8車線の道路を志木市の住宅地に通す計画であった事から、騒音・振動や大気汚染などの環境悪化、地域分断などを懸念する声が根強く、事態は膠着して長らく進展は見られなかった。 1999年(平成11年)、埼玉県では、社会情勢・経済情勢の変化や周辺の道路整備状況等を考慮して、4住民団体との間で道路構造の見直し作業の進め方に関する確認書を取り交わした。 2005年度(平成17年度)、志木市議会や町内会、商工会との協議を重ね、結果を踏まえ事業凍結を解除し、調査や測量・構造の再検討に着手。 2007年(平成19年)の11月から12月にかけて、志木市民の一部を対象に道路構造に関してのアンケートを実施する傍ら、住民説明会や4住民団体との協議を開催。 2008年(平成20年)2月、道路構造を「平面4車線」と決定・公表。(取得した用地のうち、道路規模の縮小により余った部分については副道の整備や歩道・自転車道の分離、植樹帯など環境緩衝帯としての活用を検討しており、例えば幅員42 mの区間については左右にそれぞれ13 mずつの環境緩衝帯を想定している) 2008年(平成20年)6月、当該事業はB/Cが3.3と高く、関係7市1町で構成される「一般国道254号和光川越間バイパス建設促進期成同盟会」からも早期整備の要望が出される。一方、志木市の一部住民は環境アセスメント(埼玉県条例では全長5 km以上、4車線以上の道路に義務付けられており、全長4.3 kmの2期区間は対象外)や地下化を求めて、埼玉県知事上田清司に公開質問状を送るなど引き続き反対運動を行っており、“説明不足”と主張する一部住民と“説明済み”とする埼玉県庁の意見は平行線を辿っている。このため未買収用地も残っており、埼玉県では開通見込について、具体的な公表には至っていない。
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