ぎゃく‐おうて〔‐ワウて〕【逆王手】
逆王手
王手
(逆王手 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/04 01:31 UTC 版)
王手(おうて)とは、チャトランガ系統のボードゲームにおける指し手(駒の動き)の一種である。ルール上、取られてはならないと定められている相手の最重要駒(玉将・キングなど)に対して、自分の駒を利かせる指し手のことをいう。チェスの場合はチェック (英語: check) と呼ばれている。
注釈
- ^ 玉将(ぎょくしょう)は金、銀、桂、香などの駒と同様に、宝物の名称から来ている。王将(おうしょう)が使われるようになったのは後のことで、本来は王様の意味はない(玉将#玉将と王将)。なお玉手(たまて)は別の意味となる。
- ^ 空き王手(ディスカバード・チェック)の場合、「王将(キング)を動かすことによって王手(チェック)がかかる」ということはあり得る。また、中将棋などの古将棋で、太子(醉象の成駒で王将と同じ働きを持つ駒)が存在するなど、王将の働きを持つ駒が複数存在する場合は、例外的に「王将で王手」も可能である。
- ^ 図1での合駒には他に6三~6七の位置に歩を打つ手もあるが、すぐに飛車に取られてまた王手がかかるためあまり意味がない。
- ^ 理論上は▲6二同角不成もありうるが、飛車・角・歩の不成が意味をもつのは打ち歩詰めが関連する場合、及び500手経過時に王手がかけてしまうことにより即持将棋とならず、その後逆王手をかけられ敗北する場合のみである。
- ^ 「touch and move」の事。触れた駒は必ず動かさなければならないという、チェスの厳格なマナーのひとつ。
出典
逆王手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/28 05:22 UTC 版)
▲持ち駒 なし 受方が攻方の玉に王手をかけることにより、攻方の手を限定したり王手を続けることができないようにすることができる。 逆王手は加藤玄夫の創作の経緯や古関三雄のレポート中にも登場するため、双玉詰将棋の最初期から存在する意味付けといえる。 古関のレポートにおいて、逆王手は3通りに分類されている。 駒を打って王手 開き王手 駒を動かして王手 図において飛車を動かして王手をすると、 ▲4二飛成は△3二桂 ▲3三飛成は△1一玉 ▲2三飛成は△同銀 といずれも逆王手になる。 あるいは逆王手を次のように細かく分類することもできる。 合駒を打って直接王手をかける 移動合いによって直接王手をかける 移動合いによって開き王手をかける 王手をかけている相手の駒を、玉将以外の盤上の駒で取ることによって、直接王手をかける 王手をかけている相手の駒を、玉将以外の盤上の駒で取ることによって、開き王手をかける 王手をかけている相手の駒を、玉将自身で取ることによって、開き王手をかける 玉将を逃げることによって、開き王手をかける このうち、2.と3.、あるいは4.と5.は、複合して両王手となる場合も考えられる。
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逆王手(ぎゃくおうて)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 17:13 UTC 版)
図6△持ち駒 桂 9 8 7 6 5 4 3 2 1 王 一 二 三 香 玉 四 五 六 七 八 九 ▲持ち駒 なし▲9四香まで 図7△持ち駒 なし 9 8 7 6 5 4 3 2 1 王 一 桂 二 三 香 玉 四 五 六 七 八 九 ▲持ち駒 なし△9二桂まで 王手を解消すると同時に、相手に王手をかけ返す手である。図6で後手の王将に王手がかかったが、図7では合駒の桂馬によって逆に先手の王将に王手がかかっている。図7の例のように合駒が王手になる場合以外にも、王手をかけている相手の駒を取ることで逆王手をかけたり、玉将を逃げる手が開き王手の逆王手になる場合もある。実戦で出現する他、双玉詰将棋における技法として用いられることも多い。詳しくは双玉詰将棋#逆王手も参照のこと。
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