起爆プロセス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 03:44 UTC 版)
この間(2.以降)、わずか0.3秒前後である。 航空機などから投下され一定の高度に達すると信管が作動する。 信管が作動するとRDXなどの一次爆薬が起爆して液体燃料を加圧沸騰させる。沸騰した液体燃料は耐圧容器に密閉されているため高温になっても気化することができず、高温高圧の液体の状態でいる。 圧力が限界点に達した瞬間に放出弁が開き、急激な圧力低下によって液体燃料が蒸発して秒速2,000メートルもの高速で噴出する。このような現象をBLEVEと呼ぶ。 液体燃料が蒸発して蒸気雲が形成されると、これに着火して自由空間蒸気雲爆発を起こす。
※この「起爆プロセス」の解説は、「燃料気化爆弾」の解説の一部です。
「起爆プロセス」を含む「燃料気化爆弾」の記事については、「燃料気化爆弾」の概要を参照ください。
- 起爆プロセスのページへのリンク