貨物取扱・専用鉄道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 06:30 UTC 版)
JR貨物の駅は、専用鉄道発着のコンテナ貨物・車扱貨物の取扱駅となっている。 旅客ホーム北側にある側線群から分岐し、西側へ向かい三菱化学黒崎事業所へ至る専用鉄道と、東側へ向かい新日本製鐵八幡製鐵所へ至る専用鉄道が存在する。三菱化学専用鉄道は、有蓋コンテナやタンクコンテナによる製品の輸送や、タンクコンテナを用いた大牟田駅への濃硝酸輸送に使用されている。1999年9月までは、北岡崎駅へのテレフタル酸発送もあった。新日本製鐵専用鉄道は新幹線用のレールの発送で使用されている。この専用鉄道が分岐する駅東側の操車場は、1986年に廃止された西八幡駅である。 1996年3月までは三菱マテリアル九州工場黒崎製造課への専用線もあり、石灰石輸送が行われていた。 2014年3月15日改正時点で貨物列車は、1日1往復北九州貨物ターミナル駅との間に専用貨物列車が運行されている。その他、上り(北九州貨物ターミナル駅行き)のみ高速貨物列車が3本(うち、当駅始発・終着が1本ずつ)停車する。 2016年3月改正より、日鉄住金物流発着で東日本旅客鉄道向けレール輸送が開始された。これは従来の船舶輸送に変わるもので、当駅より越中島貨物駅(東京レールセンター)への運用が開始された。日鉄住金物流所属チキ5500形の首都圏乗り入れは、これが初である。このほかに東鷲宮、岩切(仙台レールセンター)も設定があるほか、将来的には新津への設定も予定されている。
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