訳語としての「誦経」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/25 20:45 UTC 版)
「誦経 (正教会)」の記事における「訳語としての「誦経」」の解説
日本正教会にあっては、「五旬経」(ごじゅんけい)・「祭日経」(さいじつけい)といった各種祈祷書のみならず、聖書も「福音経」(ふくいんけい)「使徒経」(しとけい)と呼ばれる。これらは以下の概念を示す特徴である。 正教会における聖書は、あくまで第一義的に奉神礼において詠まれる祈祷書中の最重要の存在としての位置づけであり、「読む」ものであるというよりも、まず「詠む」ものであり「朗誦」されるものであり「聞く」ものである。それゆえ祈祷書と聖書のいずれにも「経」の字が使われる。 仏典との混同を避けるため等の理由から、「経」の読みは「きょう」ではなく「けい」が用いられる。 これらの祈祷書を詠む役割には、祈祷書名に合わせて「経」(けい)の字が用いられる事となり、「誦経」(しょうけい)の訳語が成立することとなった。
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