装甲軍の編成
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第6SS装甲軍は1944年9月に第6装甲軍として編成された。司令官にはヨーゼフ(ゼップ)・ディートリヒSS上級大将が就任し、装甲軍は西部戦線のB軍集団所属となって「ラインの守り」作戦の準備に入った。だが、装甲軍に所属する4個の装甲師団の状態は良好では無かった。これらの師団はノルマンディーの戦いからフランス撤退まで戦い続けており、戦力は低下していた。再編成が成されてはいたが、その内容は苦しいものであり、戦車はIV号戦車とパンター戦車混成で1個大隊を編成、重戦車大隊や駆逐戦車大隊を師団に編入して2個目の大隊としている状態だった(ドイツの1個装甲師団には連隊所属で2個戦車大隊を編成)また兵の補充も90%行われたとされたが、中には6週間の訓練しか受けていない兵も多く、空軍や海軍から2000名もの“補充”を受けた師団もあった。さらに兵士以上に指揮官の不足も深刻であり、質量共に戦力は高いとは言えなかった。
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