表側のデザインとは? わかりやすく解説

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表側のデザイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/24 16:15 UTC 版)

リンカーン・セント」の記事における「表側のデザイン」の解説

リンカーン・セント以前アメリカ合衆国硬貨のほとんどは、女神リバティ自由の女神像)のデザイン象徴として用いられていたことから、1909年登場したこのリンカーンセントは、特定の人物の肖像を採りいれた点で急進的なのだった1909年以前鋳造されていた1セント硬貨「インディアン・ヘッド・セント」に描かれていた肖像も、ネイティブ・アメリカンとして描かれ自由の女神である。また、これより数十年後に登場したサカガウィア・ダラー硬貨も、サカガウィア正確な肖像画無かったことから自由の女神モチーフ一つとした肖像描かれている。リンカーン・セント登場する以前は、アメリカ合衆国硬貨人物の肖像デザインすることに対して強い抵抗感あったようだが、リンカーン生誕100周年記念により国民感情こうした長期に渡る偏見払拭する結果となった正式な硬貨不足した南北戦争中、リンカーン肖像描いた非公式な数種の代用硬貨が、1セント硬貨一つとしてリンカーン政権下で流通したこうした初期代用硬貨が、後のリンカーン・セントデザインサイズ構図などに影響及ぼしたことは確かである。 新し硬貨鋳造招かれ唯一の人物は、ビクター・デイビッド・ブレナーという人物である。第26代大統領セオドア・ルーズベルトが、彼の彫刻家として才能印象受けたため、ブレナーだけが大統領により選り抜き委員会招かれた。硬貨表面リンカーン肖像画採用されたのは、ブレナーそれより数年前制作しその後ルーズベルトにも知られることとなった記念額が元である。 このリンカーン・セントには、それまでアメリカ合衆国硬貨にはほぼ必ず刻印されることになっていた「LIBERTY」の文字鋳造され日付加えモットーである「In God We Trust」の文字初め刻まれた。興味深く合衆国議会は、このモットー合衆国硬貨使用することについて許可した1865年3月3日法案を、リンカーン大統領在職中通過させている。 この新しデザインには法律不必要だったにもかかわらずデザインの変更にはアメリカ合衆国財務長官承認必要だった当時財務長官務めていたフランクリン・マクヴェーグ1909年7月14日承認下しそれより3週間足らず後の8月2日に、新たに鋳造されたリンカーン・コインは封切りとなったのである1918年ブレナーの名前やイニシャル裏面刻印することを巡って行われた議論収束した後、彼のイニシャル文字表側刻まれることで異論無く決定された。かなりの小ささではあるが、リンカーン右肩下方、縁の近辺ブレナーイニシャルである「V.D.B」の文字確認できる

※この「表側のデザイン」の解説は、「リンカーン・セント」の解説の一部です。
「表側のデザイン」を含む「リンカーン・セント」の記事については、「リンカーン・セント」の概要を参照ください。

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