花御前【ハナゴゼン】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8094号 |
登録年月日 | 2000年 3月 30日 | |
農林水産植物の種類 | シンビジウム | |
登録品種の名称及びその読み | 花御前 よみ:ハナゴゼン | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2003年 4月 1日 | |
品種登録者の名称 | 林冨造 | |
品種登録者の住所 | 愛知県東加茂郡旭町大字榊野字浮橋39番地2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 林冨造 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「スリーピングビューティー・サカキ」に「ヒロシマゴールデンカップ・サニームーン」を交配して育成されたものであり,花はセパルは明黄緑の単色,ペタルは浅黄緑の地色に濃橙赤の条線が入り,リップは扁円形で淡緑黄の地色に濃橙赤色の条線及び濃橙赤色の斑点と穏黄ピンク色のぼかしが覆輪状に入る小型種である。草型の大きさは小,草姿は中間型である。開花ぎ球茎の正面の形は卵形,横断面の形は偏円形,高さは31~60㎜,長径は31~50㎜である。葉の全体の形は線形,先端の形は鋭先形,頂点の角度は30~45度,先端の角度は30~60度,長さは45~75㎝,幅は21~30㎜,葉色は濃緑,葉数は10~12枚である。一花茎の花数は6~10,花茎の太さは9.1~12㎜,長さは30~50㎝である。咲き型は部分抱え平咲き,花の横径及び縦径は61~80㎜,ドーサル・セパルの正面の形は長楕円形,先端の形は微突形,ラテラル・セパルの正面の形は倒広卵形,先端の形は不等微突形,ペタルの正面の形は倒卵形,先端の形は不等微突形である。リップの正面の形はは扁円形,先端は鋭形,周縁の反転は無,波打ちは中,横径は35~40㎜,縦径は40~50㎜である。全体的な花色は緑系,セパルは明黄緑(JHS カラーチャート3305)の単色,ペタルは浅黄緑(同3304)の地色に濃橙赤(同0714)の条線が入り,リップは淡緑黄(同2702)の地色に濃橙赤(同0714)の条線及び濃橙赤(同0714)の斑点と穏黄ピンク(同1010)のぼかしが覆輪状に入る。花の香りは弱,開花期は初冬である。「ビックチーフ キーウィーシャーベット」と比較して,ラテラル・セパルの正面の形が倒広卵形であること,ペタルの正面の形が倒卵形であること,ペタルに条線が入ること等で,「スリーピングビューティー・サカキ」と比較して,ペタルに条線が入ること,リップに覆輪状の斑点,ぼかし及び条線が入ること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成元年に出願者の温室(愛知県東加茂郡旭町)において,「スリーピングビューティー・サカキ」に「ヒロシマゴールデンカップ・サニームーン」を交配し,その実生の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「サカキリバー・ウイウイ静御前」であった。 |
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