花山姫【ハナヤマヒメ】(観賞樹)
登録番号 | 第11561号 | |
登録年月日 | 2003年 11月 18日 | |
農林水産植物の種類 | つつじ | |
登録品種の名称及びその読み | 花山姫 よみ:ハナヤマヒメ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 館林市 | |
品種登録者の住所 | 群馬県館林市城町1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小林伸雄、島野好次 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、ヤマツツジの自然交雑実生から育成されたものであり、花形は開いた漏斗形、花の主色は鮮紫ピンクで大きさはやや小の、庭園向きの品種である。樹姿枝張りは広株立状、樹高はやや矮性、2年枝の太さは中、萌芽枝の色は緑、主枝の粗密は中である。春葉全体の形は楕円形、先端の形は鈍頭、葉脚は鋭脚、葉身長はやや短、最大幅はやや狭、葉柄長は短、新葉表面の色は緑、春葉表面の色は赤緑、斑入りは無、表面の光沢は弱、表面の毛じの色は白、葉の着生方向は水平である。花の向き姿勢は横向き、つぼみの形は尖頭楕円、花形は開いた漏斗形、花のタイプはシングル、花冠の切れ込みは中、花冠上半の形は披針形及び卵形、下半の形は卵形、裂片の先端の形は広く円い、重なり合いは浅く重なる、縁の波形状は中、花の直径はやや小、切開いた最大幅はやや狭、縦幅はやや短である。花色の発現は一色型、絞り模様は無又は極微、底白の現れ方、白覆輪、縁紅・爪紅及び濃淡模様は無、内側の主色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9705)、花喉部のブロッチは鮮明、形は大点の集合、色は鮮紫赤(同9707)である。雄ずいの型は花弁化しない、花糸色は白、雌ずいの型は花弁化しない、花柱及び柱頭の色は淡赤、がくの有無は有である。葉の持続性は常緑、開花期の早晩は極早、四季咲性は無である。ヤマツツジ及び「ホンキリシマ」と比較して、花の内側の主色が鮮紫ピンクであること、ブロッチの色が鮮紫赤であること、花糸色が白であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成6年に出願者の公園(群馬県館林市)において、ヤマツツジの自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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