航空整備士
【航空整備士】(こうくうせいびし)
航空機の整備を行う職業。
日本では航空法で定められた国家資格でもあり、有資格者の確認なく整備を行う事は許されない。
軽微な修理のみを行える「運行整備士」と、少修理まで行える「整備士」の二種類がある。
またそれぞれが大型航空機を扱う「一等」と、小型航空機を扱う「二等」に分かれている。
軽微な修理は作業後の点検を必要としない簡単な作業。
少修理は点検が必要だが行程がマニュアル化された定期的な作業。
大修理は完全な点検が不可能な作業であり、執り行う際には大臣の認可を必要とする。
二等は飛行機、回転翼機、滑空機、飛行船の区分ごとに、またエンジンがピストンかタービンかによって限定条件がある。
一等は機種ごとに限定条件があり、例えばB777限定の一等整備士はB777の確認しか行えない。
航空整備士としての就職を目指す学生は「飛行機・ピストン」限定の二等航空整備士を目標とする。
一等航空整備士は企業での実務経験を5~10年ほど経た上で取得するのが一般的。
航空整備士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/27 10:00 UTC 版)
航空整備士(こうくうせいびし)は、国家資格である航空従事者のうちの1つ。
注釈
- ^ 航空法で航空機の整備は、保守(軽微な保守と一般的保守)・修理(軽微な修理と小修理と大修理)と定められている。
- ^ 飛行機では耐空類別の輸送C及び輸送T、ヘリコプターでは耐空類別の回転翼航空機輸送TA及び輸送TB
- ^ 一等の耐空類別以外の飛行機とヘリコプター、飛行船、滑空機
- ^ シップ整備用の資格
- ^ ライン整備用。運航整備と呼ばれる、飛行前点検やタイヤの交換などの軽微な修理を行う資格。
- ^ 客席数が30席又は最大離陸重量が15トン以上の飛行機又は回転翼航空機において、軽微な保守以外の整備、騒音や発動機の排出物に影響がある修理
- ^ 学科の申請先は地方航空局の保安部運用課検査乗員係、実地試験の申請先は、一等の場合は本省の安全部運航安全部、飛行機以外の種類の一等と二等の場合は地方航空局の保安部運用課検査乗員係。
- ^ 一定の整備の経験については航空従事者を参照。
- ^ 住民票、航空経歴を証明する書類である航空経歴書、学科試験結果通知書。国土交通省から指定をうけた指定航空従事者養成施設の場合は航空経歴書ではなく修了証明書を提出するが、航空経歴書を提出することで実地試験は免除され、その後に航空従事者技能証明書が交付される。
出典
- 1 航空整備士とは
- 2 航空整備士の概要
- 3 概要
- 4 自衛隊
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