脳解剖における表現
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/25 23:19 UTC 版)
「解剖学における方向の表現」の記事における「脳解剖における表現」の解説
脳は神経管の屈曲により発生する臓器なので、神経管における位置を表現の基準にしたほうがわかりやすい。また、脳幹は普通の座標軸に対して傾いているので、「後ろやや上方」などと斜めの表現が多くなりやすい。そこで次のような軸を設ける。誤解のない範囲で普通の座標を使うこともある。 尾側と吻側 脳幹と小脳においては脊髄のある方を尾側、中脳と第三脳室のある方を吻側と言う。間脳と大脳においては普通の座標で前を吻側、後ろを尾側と言う。 腹側と背側 尾側・吻側軸を基準に、それと垂直な軸を使う。脳幹と小脳においては前方やや斜め下、橋横線維やオリーブや錐体のある方を腹側、小脳のある方を背側と言う。間脳と大脳においては普通の座標で上を背側、下を腹側と言う。 ヒト神経系における方向。脳幹と間脳を境にして途中で軸の方向が変わる。 ヒト大脳における平面。 ヒト大脳における方向と平面。
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