れん‐たん【練炭/×煉炭】
練炭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/13 07:04 UTC 版)
練炭(れんたん、煉炭、Rentan)は、石炭やコークス、木炭などの粉を結着剤と共に蓮根状の穴を有する円筒形に成型した固形燃料。通常は円筒形で燃焼しやすくするために縦に複数の穴を通す形状をした炭系固形燃料を意味するが[1]、これは明治維新前の江戸時代末期に流入した成形木炭(Briquette)から発展した、日本発祥の成型法&成型品である。大正後期から大量生産可能になった[2]。練炭は豆炭と共にコンロやあんか等の補助器具とセットで、アジアに普及した[3]。冬の季語[4]。
注釈
出典
- ^ https://kotobank.jp/word/%E7%B7%B4%E7%82%AD-152200
- ^ a b c d e “煉炭・豆炭とは | 日本煉炭工業会”. www.jbia-net.jp. 2023年12月25日閲覧。
- ^ a b c d “成型炭-粉炭利用と炭の規格化- – ChiePro”. 2023年12月25日閲覧。
- ^ 広辞苑第5版
- ^ https://kotobank.jp/word/%E8%B1%86%E7%82%AD-635784
- ^ “会社概要”. 株式会社ミスジ. 2023年12月25日閲覧。
- ^ a b 資源エネルギー庁 総合制作課 (14 April 2015). エネルギー源別標準発熱量一覧表 (PDF) (Report). 2016年11月28日閲覧。
- ^ 映像で見るシナネンホールディングスの歴史「くらしと練炭」
- ^ 『日本近代造船業の展開』井上洋一郎/著 1990.9 ミネルヴァ書房
- ^ 亜細亜大学アジア研究所安部桂司論文「北東アジアの緑化事業と無煙炭の活用」より
- ^ “沿革”. シナネンホールディングス株式会社 (2015年11月27日). 2015年12月6日閲覧。
- ^ “カセットこんろ・カセットボンベ”. 社団法人日本ガス石油機器工業会. 2015年12月6日閲覧。
- ^ レコードチャイナ「再び現われた練炭配送人の姿、都会人の“贅沢なこだわり”」[リンク切れ]
- ^ a b “レンタン、レンタン器具ご使用上の注意”. レンタン・マメタンご使用上の注意. シナネン (2008年3月30日). 2015年5月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年12月6日閲覧。
- ^ a b http://www.koreatimes.co.kr/www/news/opinon/2008/04/165_5149.html
- ^ “現在の北朝鮮のマストハブアイテム10個をリスト化するとこうなる - GIGAZINE”. gigazine.net (2013年1月18日). 2023年12月26日閲覧。
- ^ a b “衛星写真から見える北朝鮮の植樹事業、「国家の大計」のはずが…飢餓や経済難で乱伐も:朝日新聞GLOBE+”. 朝日新聞GLOBE+ (2023年12月20日). 2023年12月26日閲覧。
- ^ 安部桂司「亜細亜大学アジア研究所所報 平成14年1月30日 第105号」から康仁徳大韓民国元統一部長官の講演部分より
- ^ 中央日報「練炭暖炉が戻ってきた」
- ^ 中央日報「不況がもたらした変化…練炭が帰ってきた」
- ^ 中央日報「1個400ウォンの練炭=2リットル2400ウォンの灯油」
- ^ 韓国新聞・経済−練炭補助金を2011年に廃止方針、毎年3割削減
- ^ 中国国際放送局「北京の練炭」
- ^ 山东泰安市红红火火炉业设备厂
- ^ 中国の蜂窩煤製造機
- ^ 旅順の海で英文字の練炭引き上げ、日ロ戦争のつめ跡か[リンク切れ]
- ^ ベトナムオフロード
- ^ ベトナム:人気練炭、日本の無煙炭をヒントに
- ^ 宇部市平成14年度低公害練炭製造技術研修
- ^ 福井陽子 (2007年9月4日). “練炭を自分で作って極寒の冬をしのぐ”. 世界HOTアングル. 独立行政法人 国際協力機構. 2013年4月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年12月6日閲覧。
- ^ (参考「いろり座卓使用時の一酸化炭素中毒に注意!」国民生活センター)[リンク切れ]
- ^ “十全商会 (3)コンロ ヘルシーコンロ”. 2015年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年5月13日閲覧。
練炭
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日本では全く見られなくなったが、韓国では近年原油高騰の傾向を受けて練炭ストーブの利用が増えている。煙突が必ず付いており排出ガスは屋外に放出され、基本的に練炭コンロに似た構造の火室で、電気回路は用いずに全て人が制御する。中国では韓国以上に様々なバリエーションの練炭ストーブがあり、スチームヒーター機能を持った蒸気放熱板付の製品もある。
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「練炭」の例文・使い方・用例・文例
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