細分化されたジャンル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 09:40 UTC 版)
「悪役令嬢」も参照 追放もの 最初から主人公が冷遇されている場合も目立ち、そこから成り上がって自分を迫害したり追い出した者達を見返すジャンルは「追放もの」、「ざまぁ」(「ざまぁみろ」の略)と呼ばれる。2014年頃からみられるようになり、2015・16年頃には悪役令嬢ものの中の婚約破棄作品の一要素で、スカッとするタイプの悪役令嬢ものを意味していたが、2017年後半頃から独立したジャンルとなっていった。傾向としては転生や転移ではないことが多く、主人公は実力のある冒険者や勇者パーティに所属、その中でお荷物のように思われていたため、あるとき見限られたり裏切られる、気に入らないなどでパーティを追放される。だが実は主人公には特別な力があり追い出された後に最強の存在として頭角を現す。追い出したパーティは没落してしまい、戻ってきて欲しいと頼むが地位を確立した主人公は相手にしない。追放した側の描写も多く、主人公が成長するのではなく脇役の転落物語である。こういった追放、不遇もののオンライン小説は「本当は才能がある」という前フリであり、才能があるかないかは相対的なことが前提で、快感を得たり劣等感を持つのではなく、各々の多様性を重視するべきであるという考えもできる設定だが、冒頭で主人公を馬鹿にした周辺キャラクターを後で「ざまぁ」と嘲笑するための道具扱い程度の作品も少なくないと飯田一史は指摘している。 現代ダンジョン 現代にダンジョンが出現するもの。
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