べに‐の‐き【紅の木】
べにのき (紅の木)
●熱帯アメリカ、西インド諸島が原産です。現在では、観賞用や染色用として熱帯から亜熱帯地方で広く栽培されています。高さは5メートルほどになり、葉は心形で先端が尖り互生します。枝先の円錐花序に、ピンクの花を咲かせます。果実は赤褐色の軟らかい毛に被われ、「くり」のいがのようなかたちをしています。この種皮からはオレンジ色の染料が採れ、口紅やバター・チーズなどの天然着色料として利用されています。アナトー色素と呼ばれます。アメリカ先住民のなかには、この色素を顔や身体に塗る習慣もあったそうです。虫除けの効果も確認されています。
●ベニノキ科ベニノキ属の常緑低木で、学名は Bixa orellana。英名は Lipstick plant, Annatto。
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ベニノキ: | 紅の木 |
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ベニノキ
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