第2楽章 アレグレット
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「交響曲 (フランク)」の記事における「第2楽章 アレグレット」の解説
複合三部形式による緩徐楽章、中間部はスケルツォ。変ロ短調 弱音を中心に展開する楽章で、トロンボーンとチューバを欠く。冒頭、弦楽のピッツィカートとハープが和声だけを示したあと、イングリッシュホルンによる有名な旋律(譜例5)が現れる。この主題の冒頭は第1楽章の中心動機(譜例1)から導かれている。第1部となる緩徐部は単体で三部形式をとっており、中間では第1楽章の第2主題(譜例4)の変容による旋律が変ロ長調で弦楽器に現れる。 譜例5 スケルツォ部はト短調で、弱音器をつけた弦楽器(譜例6)に始まる。フランクが「アンダンテの1拍がスケルツォの1小節に対応するよう目論んだ」と語るように、ここでの1拍ずつを、8分の3拍子のスケルツォの1小節としてみることができる。スケルツォ内のトリオにあたる部分では、マズルカに似た付点音符のリズムによる旋律をクラリネットが変ホ長調で提示する。 譜例6 スケルツォの動き(譜例6)が再び現れると、冒頭の主題(譜例5)が対位法的に重ねあわされて現れ、そのまま緩徐部とスケルツォ部が結合された状態で変ロ短調に復帰し、第3部が始まる。後半では既出の主題が回想され、変ロ長調で静かに終結する。
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第2楽章 アレグレット(Allegretto)
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「ヴァイオリンソナタ (ショスタコーヴィチ)」の記事における「第2楽章 アレグレット(Allegretto)」の解説
4分の4拍子、スケルツォで変ホ短調のロンド主題による楽章。ヴァイオリンの力強い主題で開始され、ピアノが第1楽章第2主題の音型を強調する。
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