第六天堂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/07 16:04 UTC 版)
「妙覚寺 (江戸川区)」の記事における「第六天堂」の解説
一之江三丁目に妙覚寺の飛地があり第六天堂が建つ。応安元年(1368年)に妙覚寺2世・日典が中山法華経寺3世・日祐を招いて第六天を勧請したとされ、妙覚寺所蔵の「妙応第六尊天略縁起」に詳しく記されている。 仏教の宇宙論には人々がいる迷い世界を欲界、色界、無色界の3種に分けた三界があり、第六天とは欲界の6つの天の頂上・他化自在天のことで、そこには第六天の魔王・天魔破旬がいるとされる。天魔は人々の仏道を妨げ悪業をなさしめるという。日蓮は末法救済の本尊として大曼荼羅を著し、題目「南無妙法蓮華経」の文字を中心に仏や菩薩などの名を連ねたが、その中に第六天魔王の名も記した。日蓮は曼荼羅に第六天魔王を含む九界の主の名を連ねて九界が皆等しく成仏する浄土を著わしたとされ、法華経に帰依することで第六天魔王でさえも仏に成るという。 第六天は戦国武将・織田信長が自らを第六天魔王と称したことでも知られる。
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