第三次セミノール戦争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/25 00:36 UTC 版)
「フロリダ州の歴史」の記事における「第三次セミノール戦争」の解説
1850年代、白人開拓者は再びセミノール族が使っていた土地を浸食し始めた。アメリカ合衆国政府は残っているセミノール族を西部のインディアン準州(現オクラホマ州)に強制移住させることを決定。増強された兵士によるパトロールで敵対意識を強め、第三次セミノール戦争が1855年から1858年まで続いた。その戦争の終結時、アメリカ軍はわずか100名のセミノール族がフロリダに残っていると推計した。1859年、75名のセミノール族が降伏してインディアン準州に強制移住させられたが、なおも彼らの一部はエバーグレーズに住み続けた。 南北戦争の開戦前夜、フロリダ州は南部州の中で一番人口が少なかった。プランテーション農業に投資が行われていた。1860年時点で人口は140,424人に過ぎず、そのうち44%が奴隷だった。南北戦争前、1,000人足らずが自由有色人種であった。 セミノール・インディアンたちは、沼沢地に逃げ込んだ黒人の逃亡奴隷を受け入れたが、これは彼らと黒人の混血を生み、ブラック・セミノールと呼ばれる民族となった。現在、「セミノール戦争」は「インディアンのベトナム戦争」と呼ばれている。
※この「第三次セミノール戦争」の解説は、「フロリダ州の歴史」の解説の一部です。
「第三次セミノール戦争」を含む「フロリダ州の歴史」の記事については、「フロリダ州の歴史」の概要を参照ください。
- 第三次セミノール戦争のページへのリンク