競技特性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 23:09 UTC 版)
「ジムカーナ (オートバイ)」の記事における「競技特性」の解説
オートバイにおけるジムカーナは、主に教習所、駐車場、小型のサーキット、その他広い舗装路面のあるスペースで行われる。コースはパイロンやコーンバーなどを利用して作られ、大会ごとに毎回異なるコースレイアウトとなる。全体的に細かなターンが続くレイアウトが多く、速度域は低・中速がメインとなることから、ほとんどの車両は終始1速、もしくは2速ギアで走行する。低速域で不安定になりやすい二輪車の特性や競技の性格上、転倒のリスクは高いが、速度域が低いゆえに車両の損傷や身体へのダメージは小さく済むことが多い。 レギュレーション上、競技に使える車両は公道走行可能であるか、あるいはそれに準じた状態のものとされている。したがって、通勤・通学やツーリング等に用いられる一般車両でも参加可能であり、自走車両で参加する者も少なくない。また、参加にあたり必要となる装備は少ないか安価で手に入るもので対応できるうえ、ライセンスも不要なため、参加する際の敷居はモータースポーツの中でも低い部類に入る。 小型・小排気量の車両は小回りしやすく、ジムカーナのコースレイアウト上有利に働く場合が多いが、コースの中には直線の比較的長い高速寄りのレイアウトからなる部分もあり、必ずしもそれらのバイクがすべての面で有利になるわけではない。ただし、基本的には大型・大排気量の重量のあるバイクほど不利とされている。ジムカーナは、アクセル/ブレーキコントロール、ハンドルや加重のコントロールといったバイクの操作に関わるテクニックのほか、車両の限界を高めるために正しくセットアップする知識、最も高速に通過できる走行ラインの検討、大会当日の朝に発表されるコースを覚えてミスなく走破する記憶力など、さまざまな技術や能力、知識や経験が必要とされる競技である。
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