球状閃緑岩
名称: | 球状閃緑岩 |
ふりがな: | きゅうじょうせんりょくがん |
種別: | 天然記念物 |
種別2: | |
都道府県: | 宮城県 |
市区町村: | 白石市白川・犬卒都婆・大鷹沢大町 |
管理団体: | 白石市(大14・6・3) |
指定年月日: | 1923.03.07(大正12.03.07) |
指定基準: | 地1 |
特別指定年月日: | |
追加指定年月日: | 昭和41.11.15 |
解説文: | 本岩ハ閃緑岩ノ一種ニシテ閃緑岩構造ヲ呈スル部分ト球状ヲナス部分トヨリ成ル閃緑岩構造ヲ呈スル部分ハ粗粒ニシテ灰白色ヲ呈シ球状ノ部分ハ共心并ニ放射構造ヲ呈シ其大サハ徑一寸乃至二寸ナリ本岩ハ風化スルトキハ岩面上ニ菊花ノ如キ模様ヲ呈シ此ノ地方ニテハ菊面石ノ稱アリ 本岩ハ稀有ノ岩石ニシテ既知ノ産地ハ世界ニモ多カラス本邦ニテハ此ノ一箇所ニ過キス |
天然記念物: | 猿投山の球状花崗岩 玄武洞 玉若酢命神社の八百スギ 球状閃緑岩 琴平町の大センダン 琴引浜 瓜生野八幡のクスノキ群 |
球状閃緑岩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 09:45 UTC 版)
閃緑岩の一種で、斜長石を主成分とした無色鉱物の部分と、角閃石や黒雲母などから成る有色鉱物が交互に晶出して同心円状もしくは放射状の構造を呈したものを球状閃緑岩(きゅうじょうせんりょくがん、ball diorite)と呼ぶ。 球状閃緑岩の日本での産出は稀である。宮城県白石市で産出されたものは菊面石とも呼ばれ、1923年(大正12年)3月7日に国の天然記念物に指定されている。江戸時代の奇石収集家・本草学者である木内石亭が記した「雲根志」(うんこんし)には「ナンダモンダ」という名で記載されている。
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