琴引浜とは? わかりやすく解説

ことひき‐はま【琴引浜】


琴引浜

名称: 琴引浜
ふりがな ことひきはま
種別 天然記念物
種別2: 名勝
都道府県 京都府
市区町村 京丹後市
管理団体
指定年月日 2007.07.26(平成19.07.26)
指定基準 名8,地9
特別指定年月日
追加指定年月日
解説文: 琴引浜は京都府丹後半島北西岸の京丹後市網野町にある。北西方向に日本海開いた砂浜海岸で,浜の背後には標高50mほどの古砂丘連なる。琴引浜は,古来鳴砂の浜として知られ戦国時代の武将丹後田辺城であった細川幽斎や、細川ガラシャ和歌詠んでいる。また、江戸時代奇石記載した雲根誌』や丹後地誌『丹哥府誌』などにも記録があるほか、与謝野寛晶子夫妻もこの地を訪れ和歌残している。琴引浜は中心部岩礁露出する太鼓浜を境として、東部西部狭義の琴引浜)の3つ分かれ海岸線総延長は約1.8kmある。琴引浜の砂粒は,全国の鳴砂の浜と比較しても粒がよく揃った丸みのある形状特徴である。琴引浜の鳴砂の供給源は、マクロ的には古砂丘から海域流れ出した砂と掛津川通じて流れ込んだ砂の両方考えられる。琴引浜前面海底の砂を見ると,水深20mより深いところでは、石英以外の岩片貝殻片とシルト分が少しずつ増加し砂粒角張ってくる傾向があるが,浜に近い水深10m以浅の砂は円磨された石英砂よりなり、波浪によりよく洗浄された状態であり,この砂が鳴砂の浜としての琴引浜を支えているものと思われるこうした鳴砂の浜が,海域背後砂丘とともに良好な状態で維持されてきたことは,地元住民による地道な活動によるところが大きい。鳴砂の浜としてまた砂浜海岸典型として,さらには海浜景勝地としても貴重である。
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名勝:  玉鳳院庭園  珊琥島  琉璃溪  琴引浜  琴弾公園  瑞楽園  瑞泉寺庭園

琴引浜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/19 09:24 UTC 版)

琴引浜(ことひきはま)は、丹後天橋立大江山国定公園の丹後半島海岸地区の一部で、京都府京丹後市網野町掛津地区および遊地区にまたがる海岸線の砂浜である[1][2]。古くは琴曳浜[1]、琴弾浜とも表記された[3]。摩擦係数の大きな石英を多く含むため、砂の乾燥した時期に歩くと砂の振動から「キュッキュッ」あるいは「ブブゥブブゥ」という音が鳴る[1]鳴き砂の浜としては、日本最大級の規模をもつ[4]







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