現公邸とは? わかりやすく解説

現公邸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 01:56 UTC 版)

内閣総理大臣公邸」の記事における「現公邸」の解説

現在の公邸は、1929年昭和4年3月18日竣工した首相官邸移動曳家)して改装した建築物で、2005年平成17年)から利用されている。 2003年平成15年10月から約1ヵ月をかけて、総重量約2トン建物全体を、東に8度回転させながら南に約50m移動させる曳家行いその後1929年昭和4年)の完成当時の姿を丁寧に復元する改修施された。また邸内には茶室和室ダイニングなど外国からの賓客をもてなす部屋新たに作られた。また燃料電池による発電熱供給システムや、太陽光発電風力発電など環境配慮した各種最新設備導入された。 改修工事2005年平成17年4月終了し小泉純一郎政権発足4周年同年4月26日に新公邸への引越しが行われた。 首相在任期間中、公邸居住するか否か歴代首相ごとに判断委ねられている。東日本大震災経験した菅直人公邸、その次の野田佳彦余震原発対応の観点から公邸であった2015年平成27年2月23日衆議院予算委員会で、当時首相であった安倍晋三衆議院議員松木謙公公邸居住しない理由問われ、「自宅実際に渋谷区富ヶ谷別宅)の方がゆっくりと休息できること」を挙げ、「危機管理対応にもほとんど支障がない」と答弁している。 また、2021年令和3年2月15日衆議院予算委員会で、当時首相務めていた菅義偉公邸居住せず、官邸から約500mの距離がある港区赤坂議員宿舎から通勤していることについて、元首相野田佳彦が「首都直下型地震など緊急事態への対応や、公邸には年間1億6千万円の維持管理費がかかっている」と指摘したのに対し、「緊急事態には対応していく態勢は、日ごろからしっかり取っている」と答弁している。 長らく首相公邸入居しない状態が続いていたが、2021年令和3年10月首相に就任した岸田文雄は、同年12月11日それまで居住していた港区赤坂議員宿舎から公邸引越した現職首相公邸への入居野田佳彦以来9年ぶりである。 正面玄関ホール 壁面装飾品 カエル装飾品大食堂前) ミミズク装飾品屋上装飾品正面玄関

※この「現公邸」の解説は、「内閣総理大臣公邸」の解説の一部です。
「現公邸」を含む「内閣総理大臣公邸」の記事については、「内閣総理大臣公邸」の概要を参照ください。

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