現代への批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/11 13:57 UTC 版)
「ゴーマニズム宣言SPECIAL 大東亜論 巨傑誕生篇」の記事における「現代への批判」の解説
本作では当時と現在の社会情勢を比較し、批判を加えている箇所もある。 頭山満を中心とした人々は、欧米諸国の外圧に対抗するためには、日本が自立してアジア諸国を導かなければならないと考えていた。しかし現代では、日米同盟に依存して、中国や韓国に対して強硬姿勢を示す言説が盛んになっている。これは頭山らの思想とは正反対である。 また昨今、主にインターネット上で排外主義的な言論が溢れている。その中には、街頭に出て差別的なスピーチを行う集団もいる。しかしその本質は、仲間といることで承認欲求を満たしたい人間の集まりである。こうした現象に顕著な現代人の弱さに対して、本作は「一人でいて淋しくない人間になれ」という頭山の言葉を紹介している。 これらの批判に共通しているのは、自主独立の精神を持つことの重要性である。その精神に欠ける言動に対して、著者である小林よしのりは一貫して批判を行っている。
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