王立研究所とは? わかりやすく解説

王立研究所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/22 02:59 UTC 版)

王立研究所(おうりつけんきゅうしょ、Royal Institution of Great Britain 短縮されて、Royal Institution)(王認研究所(おうにんけんきゅうじょ)とも訳される)[注釈 1]は、イギリス1799年に設立された、科学教育、科学研究の機関である。設立者には、ヘンリー・キャヴェンディッシュや、第9代ウィンチルシー伯ジョージ・フィンチがいる。


注釈

  1. ^ 日本の科学史家板倉聖宣は「英国のロイヤルというのは必ずしも「国王が設立した=王立」ではなく、「国王が認可した」ということに過ぎない。「王立研究所」と書くと、日本の「国立研究所」のように誤解される恐れがある(板倉聖宣 2003)」として「王認研究所」の訳語を提案した。日本の科学教育研究者の永田英治も同様の趣旨で「王認研究所」の語を用いている(永田英治 2004)。

出典

  1. ^ a b c d e 永田英治 2004, p. 217.
  2. ^ a b c 永田英治 2004, p. 221.
  3. ^ 永田英治 2004, p. 222.
  4. ^ a b 永田英治 2004, p. 223.
  5. ^ 永田英治 2004, p. 224.
  6. ^ 板倉聖宣 2003, p. 20.
  7. ^ 永田英治 2004, p. 220.
  8. ^ 永田英治 2004, p. 230.


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王立研究所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 00:38 UTC 版)

ヘンリー・ブラッグ」の記事における「王立研究所」の解説

1923年英国王科学研究所化学教授となり、同研究所の Davy-Faraday Research Laboratory所長となった1929年から30年にかけて同研究所改革乗り出し研究所から価値ある論文多数生み出すことに貢献した1929年にはブラッグの妻が亡くなり本人1942年ロンドン亡くなった

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王立研究所

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ジョン・ウィリアム・ストラット (第3代レイリー男爵)」の記事における「王立研究所」の解説

1887年レイリーは王立研究所教授就任したが、もっぱらターリング・プレイスで研究をして過ごした。この時期彼は「全ての元素はいくつかの水素からなり、そのため全ての元素整数原子量を持つ」というプラウトの仮説実験的検証のため、いくつも気体密度精密測定行った彼の得た結果は他の物理学者実験と同様この理論否定した。しかしそれに付随して空気中の窒素密度アンモニア分解して得た窒素より0.5%程度大きということ見出した。当然彼はその誤差の原因となる不純物試料含まれないよう工夫したが、問題解決することはできず、1892年に「ネイチャー」に短いノート発表して化学者助け求めた。 それから2年間、レイリーラムゼー共同でその原因研究した。そしてついに空気中に存在する新元アルゴン不純物であることを突き止め1895年発表した。この業績により、彼は1904年ノーベル物理学賞を、ラムゼーノーベル化学賞受賞した

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