王仁三郎と霊界物語とは? わかりやすく解説

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王仁三郎と霊界物語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 23:33 UTC 版)

霊界物語」の記事における「王仁三郎と霊界物語」の解説

多趣味多才王仁三郎は『霊界物語』を演劇化する事にも熱心であり、王仁三郎自らが登場人物になって神劇を演じることも多かった教義的な位置づけとして、第40巻序章で「霊界物語そのものは、つまり瑞月王仁三郎)の肉身であり、霊魂であり、表現である」と強調している。読者には音読推奨しており、平家物語のような口承文芸日本の伝統的な語り文化意図したと見られる王仁三郎は「物語を読むには、なるべく音読がよい」と話していた。物語王仁三郎の口を通じて出た言霊であって言霊そのまま霊界にも通じ読者当人のみにとどまらず多く精霊たちにも聞かせることになり、霊魂救済にも繋がるとした。大本では、黙読して頭で読むというよりも、臍下丹田に心を静めて赤子の心となって魂で音読し心の糧にするという方が望ましいとしている。 1924年大正13年)にモンゴル電撃的渡航した際には、娘婿出口伊佐男に遺書「錦の土産」を託しこの中で伊都能売御魂霊国の天人なる大八洲彦命の精霊を充たし、瑞月王仁三郎)の体に来たりて口述発表した霊界物語世界経綸上の一大神書ならば、教祖伝達になれる神諭と共に最も貴重なれば、本書拝読如何なる妨害現はれ来るとも不屈不撓精神を以て断行すべし。例え二代三代の言と雖もこの言のみは廃すべからず以下略)」と厳命している。第二次大本事件後に出獄後は、周囲物語真意語りだした。例えば第28巻は第二次大本事件そのもの、サアルボースやホーロケースという登場人物西園寺公望原敬述べている。第57-58巻は太平洋戦争東京裁判隠喩信者語った松本健一は、『霊界物語』は古事記筆頭天皇制国家支え神話模倣しつつ「あるべき神の国理想)」と「大日本帝国現実)」の対比描き出した評し王仁三郎は「霊魂革命」を物語ることで現実世界変革訴えたのだと考えた。また村上重良は、直接的な表現つかった大本神諭』に対し霊界物語』は抽象的表現で「立替え立直し」を表現し読者対し多様な解釈暗示しているとした。

※この「王仁三郎と霊界物語」の解説は、「霊界物語」の解説の一部です。
「王仁三郎と霊界物語」を含む「霊界物語」の記事については、「霊界物語」の概要を参照ください。

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