火星探査車一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 13:35 UTC 版)
2021年5月までに計8台のローバーが火星に送られた。 Prop-M - マルス2号に搭載。1971年失敗。 Prop-M - マルス3号に搭載。1971年失敗。 マルス2号および3号はソ連によって打ち上げられ、ともに同一設計の「Prop-M」ローバーを搭載していた。4.5kgの機体はランダーとケーブルでつながれており、機体下部の左右に取り付けられたスキー板のようなもので移動する予定だった。しかしマルス2号は地表と激突、3号は着陸から1分と経たずに通信が途絶してしまった。 ソジャーナ - マーズ・パスファインダーに搭載。1997年7月4日に着陸成功。1997年9月27日に着陸機の故障により通信途絶。 スピリット(MER-A) - マーズ・エクスプロレーション・ローバーの一台。2004年1月4日に着陸成功。約6年後には7.73kmを走破したが、ホイールが砂にはまってしまった。2010年1月26日時点でNASAは救出作戦に失敗したことを認め、定点観測プラットフォームとして機能していると述べた。2010年3月22日にローバーからの通信が途絶した。復帰が試みられたが失敗に終わった。 オポチュニティ(MER-B) - スピリットと同じくマーズ・エクスプロレーション・ローバーの一台。2004年1月25日に着陸成功。火星を覆う不透明度10.5の大規模砂嵐により太陽電池での充電ができなくなり、2018年6月10日に通信途絶。 キュリオシティ - マーズ・サイエンス・ラボラトリーに搭載。2012年8月5日に着陸成功。2火星年の運用を経て、現在も運用中。 パーサヴィアランス - マーズ2020 - ミッションで2020年7月30日に打上げ。火星ヘリコプター「インジェニュイティ」も搭載し、2021年2月19日に着陸成功。 祝融号 - 天問1号に搭載。2020年7月23日、海南省の文昌航天ロケット発射場から長征5号により打ち上げられ、2021年2月10日20時頃 (CST) - 火星周回軌道投入、5月15日午前-火星への軟着陸に成功し、火星表面の気候や土壌などを調査する予定である。 以下のローバーは開発が中止された。 MAX-C:Mars Astrobiology Explorer-Cacherに搭載。NASAは2018年の打上げを予定していた。 以下のローバーは開発中である。 ロザリンド・フランクリンの名を冠したESAのローバーは、2022年の打上げを予定している。
※この「火星探査車一覧」の解説は、「マーズ・ローバー」の解説の一部です。
「火星探査車一覧」を含む「マーズ・ローバー」の記事については、「マーズ・ローバー」の概要を参照ください。
- 火星探査車一覧のページへのリンク