火山ガラス
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火山ガラス(かざんガラス、英: Volcanic glass)は、急速に冷却されたマグマのアモルファス(非晶質)生成物である。すべての種類のガラスと同様に、密接に充填され高度に秩序立った結晶と高度に無秩序なガスの間の中間の物質の状態である[1]。火山ガラスは、非顕晶質系(細かい粒状)火山岩の間隙物質または石基物質を指すこともあれば、いくつかの種類のガラス質火成岩のいずれかを指すこともある。最も一般的には、シリカ(SiO2)含有量の高い流紋岩系ガラス(黒曜石)を指す[2]。
- ^ Robert Bates and Julia Jackson (Prepared by the American Geological Institute) (1984). Dictionary of Geological Terms (3rd ed. ed.). Anchor Books-Random House. ASIN B004GKGW8E
- ^ Reka, Arianit A.; Pavlovski, Blagoj; Lisichkov, Kiril; Jashari, Ahmed; Boev, Blazo; Boev, Ivan; Lazarova, Maja; Eskizeybek, Volkan et al. (23 October 2019). “Chemical, mineralogical and structural features of native and expanded perlite from Macedonia”. Geologia Croatica 72 (3): 215–221. doi:10.4154/gc.2019.18 .
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- 2 火山ガラスの概要
火山ガラス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 16:38 UTC 版)
火山が噴火する時にマグマが地下深部から上昇してくると圧力が下がるため、マグマに溶解していた水などの揮発性の成分が火山ガスと呼ばれる気体となって、マグマは発泡する。これにより、残っていた液体のマグマが粉砕され微粒子となる。これが空気中に噴出されると、結晶になる暇もなく急冷されてガラスとなる。このガラスの成分は元のマグマの成分によって異なる。
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