漢拏山自然公園とは? わかりやすく解説

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漢拏山自然公園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 21:09 UTC 版)

済州の火山島と溶岩洞窟群」の記事における「漢拏山自然公園」の解説

済州島韓国本土南岸から130kmにある火山島で、面積1845km2の韓国最大の島である。済州島中心に存在するのが漢拏山である。この山は休火山で、標高1950mは韓国最高峰である。360小火山がメイン火山付随する済州火山活動は大体白亜紀始まり第三紀初めまで続いた記録されている中での最後噴火は、約800年前のことである。島は、漢拏山から発した火山岩火山性土壌覆われている。漢拏山山頂には、25000年以上前形成され火山湖白鹿潭(ペンノクタム)がある。 1966年標高800m以上が自然保護区指定され遊歩道公園管理施設除けば人造物の存在しない手付かず環境保たれている。 漢拏山植物相ユニークである。1565種の維管束植物見られるが、これはひとつの山で見られる維管束植物の数としては最多部類属しそのうち33種が固有種である。また、韓国の他のほとんどの山岳異なり漢拏山亜熱帯温帯寒帯植物が、3つの異なゾーン垂直に分布している。この島から見れば外来種に当たる韓国本土自生していた植物200種も持ち込まれたが、それらの半分ほどは絶滅瀕している。氷期韓国から伝わり漢拏山山頂付近生えている寒帯植物はその例である。亜熱帯性森林や島の低地帯生育する植物にも、絶滅危惧されているものがある。 自然保護区内では、17種以上の哺乳類198種の鳥類、8種の両生類、8種の爬虫類、947種の昆虫などが確認されている。そこにはノロジカ一種チョウセンヤマネコのような絶滅危惧種含まれている。済州島朝鮮半島から切り離されたのは1万年上前のことで、それによって幾種もの固有種生まれた沿岸には、この地域では絶滅危惧ミナミハンドウイルカ定住している。現在では見られないが、古来コククジラセミクジラなどの大型鯨類回遊経路休息の場でもあった。ニホンアシカも同様である。他の鰭脚類稀に姿を見せるかもしれないまた、漢拏山には旧石器時代の生活跡の残されている洞窟もある。そうした考古学上の証拠は、この島に旧石器時代には既に人が住んでいたことを示唆している。

※この「漢拏山自然公園」の解説は、「済州の火山島と溶岩洞窟群」の解説の一部です。
「漢拏山自然公園」を含む「済州の火山島と溶岩洞窟群」の記事については、「済州の火山島と溶岩洞窟群」の概要を参照ください。

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